自宅での熟成酒?

日本酒は自宅でも熟成させることができます。
自宅で熟成させる場合は火入れのお酒がオススメです。生酒は加熱処理をしていない分品質が変化しやすく、デリケートで管理が難しいため上級者向けです。
無濾過の原酒などのしっかりした味わいのお酒は、熟成させた際の味乗りが良く、変化を大いに楽しむことができます。

日本酒は紫外線にとても弱いため、箱に入れたり新聞紙に包むなどの紫外線対策は必須です。箱や新聞紙に熟成を始めた月日を書いておきましょう。
純米酒や本醸造酒はクロゼットの中や押入れの隅など、常温で保管します。吟醸酒や大吟醸酒であれば、初めの一年は4℃ほどの冷蔵庫で寝かせ、以降は15℃~18℃くらいの冷暗所で保存します。
また、保管の際は必ず縦置きするようにしましょう。
一度開栓したお酒は空気に触れて品質が落ちていくため、もう一度熟成させることは避け、早めに飲みきりましょう。

味の変化の度合いはお酒の種類やコンディションによって変わる他、飲み手によって味わいの感じ方も違うため、熟成の期間に正解はありません。
同じ銘柄を毎年保管しておき、二年熟成や三年熟成など年数違うものを飲み比べてみたり、十年以上の長期熟成に挑戦してみたりと、自分なりの楽しみ方を見つけてみましょう。

Posted by 新潟の地酒