
口コミ・レビュー
10 レビュー ( 4.3 out of 5 )
冬の楽しみといえばこれ。口に含んだ瞬間に、しぼりたて生酒ならではの若々しいピチピチとした微炭酸のような刺激が舌を突いた。本醸造らしいすっきりした輪郭の中に、新酒の力強い酸味とほのかな苦味がきれいに溶け込んでいる。喉を通るときのキレがすごく鮮やかで、後味が全くもたつかない最高の口当たりだと思った。
封を開けた瞬間、まるで酒蔵の見学に行ったときのような、甘酸っぱくて瑞々しい麹の香りが部屋にふわっと広がった。一般的なフルーティーな香水っぽい香りとは違って、本当にお米が今まさに発酵している最中のような生き生きとした穀物感が残っている。このフレッシュな香りだけで、冬が来たなと嬉しくなってしまった。
おすすめ通りに雪冷えの5℃くらいまでキンキンに冷やして飲んでみた。冷たくすることでお酒の若々しい荒々しさが心地よく引き締まって、喉をスルスルと通り抜けていく。冷えているのに米の旨味がしっかり生きていて、飲むたびに口の中が洗われるように爽快だった。冬の冷たい空気の中で飲む冷酒としては、文句なしの旨さだと思う。
最初は冷やして飲んで大満足だったが、コップに残ったまま少し時間が経って常温に近づいたときの変化に驚いた。冷たいときよりも、お米の甘みと本醸造特有のアルコールのボリューム感が前面に出てきて、少しどっしりした味に変わった。個人的には冷たいときのキリッとした爽快感が好みだが、この温度変化による味の膨らみも面白い経験だった。
今夜はタラの白子ポン酢と、塩ベースの寄せ鍋に合わせてコップに注いだ。しぼりたての強い酸味とキレがあるから、白子の濃厚でクリーミーなコクを綺麗に受け止めてくれて、口の中が全くしつこくならない。お鍋の温かい出汁をすすってから、この冷たいお酒をグッと飲むと、お互いの良さが引き立って箸が止まらなくなった。
冬季限定のしぼりたて生酒って、どこの蔵も結構いい値段がするけれど、ふじの井の本醸造は本当に良心的な価格で助かる。この値段でこのフレッシュな搾りたての味が家で楽しめるなら、毎日の晩酌用として何の文句もない。安酒にありがちな嫌なアルコール臭さもないし、冬の間はこれをずっと買い溜めして冷蔵庫に入れておこうと決めた。
毎年冬になるとネットで注文している。スペックが非公開なのがミステリアスだけど、実際に飲めばその確かな品質がよく分かる。しぼりたて特有の荒削りな旨味と、新潟の下越地方らしいすっきりした辛口のキレが見事に同居している。過剰な宣伝をしていないけれど、毎年売り切れる前に必ず確保したい隠れた名酒だと思う。
新潟の親戚から「ふじの井のしぼりたて」送られてきてな、さっそく冷やして飲んでみたら、たまげたのう。まだ若くてピチピチしたお酒で、お米のいい匂いがアゴいっぱいに広がって、すんごくうんめぇなぁ。冬の寒むい時期に、こたつさ入って冷てぇ新酒飲むのなんて一番のごっつぉだ。山形の冷たいハタハタの湯あげと一緒にやったら、いくらでも飲めてまうの。
しぼりたて新酒のブームに乗って試したが、私には少々若すぎて落ち着きがないように感じられた。口の中ではじけるような炭酸のニュアンスや、後味に残る新酒独特の渋みと苦味が粗削りで、本醸造としてのまろやかさに欠ける。もう少し蔵で寝かせて、角が取れてから出荷した方が、お米の本来の落ち着いた旨味が楽しめたのではないかと思う。
総括すると、冬の訪れを五感で味あわせてくれる素晴らしい季節の地酒だった。しぼりたて生酒ならではのフレッシュな麹の香りと、新酒特有の生き生きとした酸味が、寒い季節の食卓をパッと華やかにしてくれる。本醸造らしいスマートなキレがあるから飲み飽きせず、気づけば一本空いてしまうような魅力がある。冬が来るたびに、必ず一度は喉に流し込みたい銘酒だと思う。
ふじの井 本醸造 しぼりたて
・分類:本醸造酒
・画像
(参照:ふじの井酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:ふじの井酒造株式会社)
口中でふくらむ香り。 しぼったばかりのフレッシュさと口当たりの良さが楽しめる 本生原酒。
冬季限定
ふじの井酒造株式会社
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 冬季 |
| 精米歩合 | 非公開 |
| 原料米 | 酒造好適米 |
| アルコール度 | 非公開 |
| 日本酒度 | 非公開 |
| 酸度 | 非公開 |
蔵元情報

- 蔵元名:ふじの井酒造株式会社
- 代表銘柄:ふじの井(ふじのい)
- 住所:新潟県新発田市藤塚浜1335
- 創業:西暦1867年
- 蔵元からのPR:酒造業界においてふじの井酒造が築いてきた160年という歴史は、誇れるものではありません。ただし、先代の杜氏たちや蔵人が守り抜き、進化させ続けてきた味だけは、誰にも負けない“ふじの井”の誇りであり、私の誇りでもあります。
私が目指すのは一つだけ。それは、初代蔵元・政太郎がここで醸したふじの井のお酒を、地元の皆様や世界の皆様に、飲んでいただけるようにすること。伝統に甘えることなく、伝統を軽んじることなく、次の世代にも飲んでいただけるお酒を目指し、これまで以上に酒造りに努めてまいります。皆様の笑顔のそばに、ふじの井のお酒がありますように。
蔵元おすすめ商品
ふじの井 純米大吟醸
純米大吟醸をあえて低温で長期間眠らせた熟成酒。落ち着いた香りと、時の流れとともに、まろみを帯びた舌触りが絶妙。
純米大吟醸 うずまき 白
純米大吟醸を加水せず原酒のまま仕上げた、豊かな広がりを感じられる一本です。熟したメロンを思わせるやわらかな吟醸香と、凝縮された旨味がなめらかに重なり、原酒ならではの奥行きのある味わいをお楽しみいただけます。飲み進めるほどに調和の取れた余韻が静かに続きます。蔵の名を象徴する井戸をモチーフとし、蔵の歩みと酒の広がりを重ねた想いを込めた、うずまきシリーズの最高峰です。
ふじの井 本醸造 板額御前
百発百中の弓の名手「板額 御前」の酒。コクのある辛口本醸造。まろやかな味わいで、冷やせばスッキリとした喉ごしが味わえます。
ふじの井 本醸造 しぼりたての飲み方まとめ
『ふじの井 本醸造 しぼりたて』は、やや辛口のお酒です。
冷やしてお召し上がりください。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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