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Passage FLAT EARTH

Passage FLAT EARTH

口コミ・レビュー

11 レビュー ( 4.5 out of 5 )

サキ
5

雪の降る寒い日に、このお酒を少しぬるめに温めて飲んでみたら、もう身体の芯からぽかぽかしてきて本当にたまらんかったわぁ。お米のええ匂いが部屋中にふわっと広がって、昔から慣れ親しんだ懐かしい故郷の味を思い出させてくれたんだて。都会の難しいことはわからねぇけど、こういう真っ当に美味しい酒を家族みんなでワイワイ言いながら飲むのが、一番の贅沢だと思ったわ。寒い夜にちびちびやるには、これほど心も体もあったまるお酒は他にねぇね。

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Passage FLAT EARTH

・分類:普通酒

・画像
(参照:株式会社長谷川屋)

商品説明・特徴など

(参照:株式会社越後伝衛門)

試験醸造酒すべてを総称してPassage(パサージュ)としました。
具体的な実験名として都度ネーミングを変えています。今回の実験名(識別コード)は“FLAT EARTH”です。
前回の”Low High Who”と同様、高温山廃で酒母を立てました。
今回は玉栄(滋賀県産)を使用しました。精米歩合は60%ですが、扁平精米で搗精しています。玉栄もはじめてつかうお米でしたが、熟成に向くという話を聞き、壜詰め後は7.5°Cの冷蔵庫にて貯蔵しており、やや熟成をかけました。先日きき酒したところ、9号酵母を熟成させると生じる洋ナシ様の含み香が現れており、今までの伝衛門シリーズのなかではもっとも熟れたニュアンスを感じるお酒となりました。
燗付けするとより鮮明に洋ナシが浮かび上がり、熟成度合いは浅いですが、燗上がりした酒質となっています。

【官能評価】
上立ち香には洋ナシの瑞々しさ。熟れによるとろみのニュアンス。含み香は乏しく9号の涼しさが熟の膨らみに勝った。終盤域は渋で味を切る。余韻域には営利的な渋がつづく。基本的なお酒の渋は熟成とともに消失する類のものだが、今回の熟れのニュアンスと(本来立ち消える)渋の両立はとても面白く新しい酒質でした。燗付けすると熟したリンゴや洋ナシの香りが引き立ち、飲みはじめに円くなった甘が乗る。終盤域・余韻域には相変わらずの渋があり、伝衛門らしさは残せたと感じています。

【名前の由来】
今回は何も思い浮かばなかったため、ネーミングは安直です。「吟吹雪」などと違って、「玉栄」という名前からは意味の広がりを感じずに苦心しました、という前提でお聞きいただけますと幸いです。
現在もっとも「栄」えている「玉」は「地球」なのでEARTHの語を、扁平精米なのでFLATの語をそれぞれ充てました。面白いことに、いまも”地球平面説”=天動説を信じる人が全世界にいます(フラットアーサー)。分断を生まない限りで、各々の主張があることはいいことだと僕は思っています。常識というものはコンセンサスで、歴史や共同体のなかで常に変化し中心はありません。お酒の王道も実は存在しておらず、地域性によっても王道は異なるでしょうし、トレンド系の酒質が今後の王道になる可能性だってあり得るはずです。安易な二項対立や分断に惑わされないように、フラットな目で物事をみたいという自戒の意味も含め、最終的にはなんとなく着地できた名前になったと思います。なお余程のことがない限り、扁平精米での酒造りは以降行わないと思います。お米の膨張率の差から生じる胴割れを防止することが僕の技術では足りず、加えて50%精米(球形)よりもコストがかかるため、もう少し研究を重ねてから扁平精米は再挑戦しようと思います。

高温山廃×玉栄x扁平精米×901×熟成=燗上がり(至適温度帯はやや冷~ぬる燗)

株式会社越後伝衛門
スペック表
地区下越
販売時期限定
精米歩合60%
原料米玉栄
アルコール度14度
日本酒度
酸度

蔵元情報

越後伝衛門
  • 蔵元名:株式会社越後伝衛門
  • 代表銘柄:タマキハル
  • 住所:新潟県新潟市北区内島見101-1
  • 創業:西暦1953年
  • 蔵元からのPR:効率的、科学的な酒づくりが主流な昨今において、懐古的な見地は蔑ろにされる傾向にあります。
    しかし、必ずしもそれが正しいと言い切れるものではありません。
    現代の酒造技術やその心構えは、先人たちの試行錯誤の上に成り立っていると考えるからです。
     越後伝衛門は今一度、基本に立ち戻り、
    “土壌あってのものつくり”を忘れることなく、上質な日本酒を提供します。

蔵元おすすめ商品

東洋坂 トヨサカ 無濾過生原酒

VESICA PISCIS 東洋坂 -トヨサカ- 無濾過生原酒

特徴的な味わい表現できるので、伝衛門の中核を担うシリーズとして位置づけています。
飲むと一見雑味が多いと感じられるかも知れませんが、軟水山廃でありながらアミノ酸は0.95と低いため、「雑味」というよりかは吟吹雪の持つ「複雑味」ととらえてほしいところです。
個人的には畳の部屋か縁側で、(二つの意味で)アテもない自省を繰り返しながら、じっくり味わって欲しいお酒です。

東洋坂 トヨサカ

VESICA PISCIS 東洋坂 -トヨサカ-

降りしきる猛吹雪の上り坂を登るイメージは、酒米「吟吹雪」とかけており、また今後険しい道を登っていく辛さ、困難さを自身の心象風景として描いてもらいました。
最初は女性の顔が見えていたのですが、あえて雪で覆うように指定し、即物的(具像的)なものではなく抽象化されていく様を表現し、官能(評価)の世界へいざなう暗示として描いています。

GOZ ゴズ

VESICA PISCIS GOZ -ゴズ-

Life goes on.(Life GOZ on.)山あり谷ありの人生ですが、それでも生きていくしかない自身への諦念にも似たポジティブを、皮肉めいたサブカル調で表しています。
背後にタマキハル、ミシャグチ、東洋坂と同様ヴェシカ・バイシスのモチーフを散りばめました。各女性はまた「五感」も示唆しており、五感で味わってほしいという気持ちを込めています。

Passage FLAT EARTHの飲み方まとめ

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呼び方温度おすすめ
雪冷え5℃
花冷え10℃
涼冷え15℃
冷や20℃
日向燗30℃
人肌燗35℃
ぬる燗40℃
上燗45℃
熱燗50℃
飛び切り燗55℃

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