
口コミ・レビュー
76 レビュー ( 4.4 out of 5 )
香りを確かめようとグラスに鼻を近づけてみたけれど、フルーティーな甘い匂いは全くしなかった。代わりに蒸し立てのお米のような、どこか素朴で温かみのある穀物の匂いがほんのりと漂う程度。派手な主張がないからこそ、食事のにおいを邪魔しないのがすごく新鮮に思えた。食卓の脇役に徹してくれる奥ゆかしい香りだと思う。
グラスを傾けて口に入れた瞬間は、五百万石らしいスッキリした米の風味が軽く触れる程度。ところが喉を通る間際に、刃物でスパッと切ったような鮮やかなキレが走った。舌の上に余計な甘さや重たさが一切残らず、すぐに次のひと口が欲しくなる。この澄み切った口当たりと後味の引き際の美しさは、さすが石本酒造だと感心した。
一升瓶を開けた初日は、かなり角が立っていてキリッと鋭い辛口という印象を受けた。しかし、毎日少しずつ飲み進めて数日経つと、瓶の中で空気に触れたせいか角が取れて、驚くほどまろやかなお米の旨味が前面に出てきた。開けたての新鮮なキレも良いけれど、少し時間が経って落ち着いた深みのある味わいもまた絶品で、味の変化をじっくり楽しめた。
若い頃は流行りの酒を色々追いかけたものだが、歳を重ねるにつれてこの白ラベルの凄さが分かってきた。主張しすぎない甘みと酸味、そして綺麗な引き際。何かが突出しているわけではないが、全てが最高のバランスで整っている。いつ呑んでも裏切られない安心感があり、日本の晩酌文化の原点とも言える、まさに飽きのこない名酒だと思う。
普段から濃醇甘口なお酒ばかり呑んでいる自分にとっては、少しサッパリしすぎていて物足りなく感じた。お米の強い甘みやフルーティーなコクを期待すると拍子抜けするかもしれない。後味に少しアルコールっぽさとピリッとした辛さが残る印象だった。ただ、余計な甘さを嫌ってスッキリ呑みたい淡麗辛口派の人には最高の酒なんだと思う。
赤ちょうちんの居酒屋で、もつ煮込みと一緒に頼んだのがこの白ラベルだった。SNSでよく見るフルーティーで派手なお酒とは違って、すごく武骨で硬派な味わい。でも、この飾らない素朴さこそが居酒屋の空間にしっくり馴染むんだなと実感した。一杯目より二杯目、三杯目と呑むほどにじわじわ旨さが分かってくる、実に渋いお酒だと思う。
父の日のギフト用にネットで注文し、自分用にも1本購入した。昔はプレミアがついて手に入りにくかった越乃寒梅だが、今はネットで定価で購入できて本当に助かる。丁寧な梱包で届き、父と一緒に呑んだが、昔と変わらないすっきりとした伝統の味が楽しめて父も非常に喜んでいた。安定感のある品質なので、また贈り物としてリピートしたい。
呑むほうが、自分にとっては圧スペック的には普通酒の扱いだけど、実際に呑んでみると価格以上の満足感がしっかりとある。変に気取った大吟醸をチビチビ呑むよりも、この白ラベルを毎日の晩酌でコップに注いでグイッと倒的に心地よい時間になった。家計に優しくてこのクオリティを維持してくれているのは、呑兵衛にとって本当にありがたい。
今夜はサバの塩焼きと肉じゃがに合わせてみた。魚の脂っぽさや、肉じゃがの甘辛いタレの味を、お酒がサッと口の中で洗い流してくれる感覚がすごく心地よかった。自分自身が主張しすぎないから、お惣菜の美味しさをしっかり引き立ててくれる。どんな和食にも寄り添ってくれる万能なお酒だから、毎日の夕食に一合添えるのがすっかり習慣になった。
冷やしも悪うないが、熱燗にしたらぶちうまくなったけぇ驚いたで。50度くらいの熱燗にすると、冷たい時には隠れとったお米のふくよかな旨味がフワーッと膨らんで、角が丸くなってぶち飲みやすくなるんよ。熱くしても味が崩れんで、体の芯までじんわり温まる。温度を変えるだけでこんなに化けるんじゃなと感動したわ。
越乃寒梅 白ラベル
・分類 普通酒
・画像
(参照:石本酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:石本酒造株式会社)
目指すところは、「晩酌のお酒だからこそ『料理に寄り添い』『飽きずに楽しく飲め』『次の日に残らない』お酒」であること。
石本酒造株式会社
普通酒と言えども、米を磨き吟醸造りの技術を基本に、低温で長期間じっくりと発酵させて丁寧に仕込んでおり、最も身近で飲み応えのあるお酒です。
力強く抜群のキレ味から、常連のファンからは「尻ピンのお酒」とも呼ばれています。
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 58% |
| 原料米 | 五百万石 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +6 |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:石本酒造株式会社
- 代表銘柄:越乃寒梅(こしのかんばい)
- 住所:新潟県新潟市江南区北山847番地1
- 創業:西暦1907年
- 蔵元からのPR:醸造の秘技とは、大胆かつ細心、そして周到であること。
「醸技秘在大胆而細心周到」を常に自戒し、食前・食中・食後と最後まで飲み手に寄り添い、飲み飽きしない酒であるために。
私たちは、厳しい寒さにじっと堪え、初春の残雪の中、凛と咲く梅一輪に、自らの酒造りの美意識を重ねます。
寒梅一輪、寒梅一滴……
いつの時代も変わらず美しさを放つ寒梅のように、日本酒の豊かさを、世代を超えて伝えつづけていく石本酒造です。
蔵元おすすめ商品
越乃寒梅 超特撰
精米歩合30%まで磨いた上位等級の山田錦をふんだんに使い、蔵人の技術と感性を駆使して造り上げた大吟醸酒。
室温1℃の環境で約2年間熟成させることで、旨味と深みを充分に引き出してから出荷しています。
品格のある吟醸香と繊細できれいな味、さらに飲んだ後に旨さが戻る「余韻」をお楽しみ頂けるのが特徴。冷やはもちろん、大吟醸ながら「ぬる燗」もおすすめです。
越乃寒梅 古酒乙焼酎
主に大吟醸酒の酒粕を再発酵させて搾った発酵液を減圧蒸溜し、冷凍濾過。これをじっくりと約5年間熟成させ、上品で澄み切った香りを持つ本格焼酎に仕上げました。
米の香りと旨味の備わったアルコール度数40度の焼酎は、湯割りにしてよし、オンザロックでよし。香味の広がりと伸びを感じさせてくれます。
一輪一滴
BY(Brewery Year:醸造年度)が記載されているように、石本酒造の酒造りの志「一滴に、一輪の美意識」を礎に、最高の技術、気候や米などその年の全ての醸造環境を表した特別な一本です。上品な吟醸香と味わいの調和を大切に、他にない洗練された味わいとふくらみが感じられる長い余韻は、長年蔵人が培ってきた技術を惜しみなく注ぎ込んで初めて可能になるものです。
越乃寒梅 白ラベルの飲み方まとめ
『越乃寒梅 白ラベル』は、辛口のお酒です。
幅広い温度帯でお楽しみいただけます。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | ◎ |
| 人肌燗 | 35℃ | ◎ |
| ぬる燗 | 40℃ | ◎ |
| 上燗 | 45℃ | ◎ |
| 熱燗 | 50℃ | ◎ |
| 飛び切り燗 | 55℃ | ◎ |
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