
口コミ・レビュー
10 レビュー ( 4.5 out of 5 )
十一月頃に待ちに待ったしぼりたて新酒の吟醸を口にしたとき、いかにも新酒らしいフレッシュな勢いに思わず胸が高鳴った。精米歩合六十パーセントで磨かれているおかげか、雑味が全くなくて、鼻を抜ける香りが実に心地よかった。アルコール度数が十五度あって、一口飲んだときの飲みごたえもしっかりと感じられて大満足だった。やっぱりこの時期の新潟の酒はひと味違うなと実感した。
グラスに注いだ瞬間から、フワッと華やかな果実のような香りが広がってきて驚いた。吟醸酒ならではのフルーティーさがしっかり感じられるのに、お米の優しい甘みもちゃんと残っていてすごく好みの味だった。涼冷えくらいの十五度あたりで味わってみたら、口当たりが一段とまろやかになってスルスルと喉を通っていった。ただ、新酒ならではの若さなのか、人によっては少しアルコールがピリッと強く感じられるかもしれない。
一口飲んだときに感じる瑞々しさが他の定番酒とは全然違っていて感動した。精米歩合60%の吟醸造りだけあって、雑味がきれいに削ぎ落とされていてクリアな味わいだった。花冷えの十度くらいで飲んだときは、引き締まったキレの良さが際立って何杯でもいけそうな勢いだった。常温の二十度まで戻してみたら、今度はふくよかな香りがより一層引き立って、温度による表情の違いをしみじみと楽しむことができた。
新酒特有のピチピチとした微かなガス感のようなものが舌の上に心地よく残るのが面白かった。香りは華やかだけど決してわざとらしくなくて、あくまで上品に鼻腔をくすぐる感じがたまらない。ただ、冷やしすぎて五度くらいの雪冷えで飲んだときは、ちょっと硬さが目立って旨味が閉じこもっちゃった印象があった。少し時間を置いて十度から十五度くらいまで温度を戻してやると、本来の豊かな甘みがすっと顔を出してきて美味しく飲めた。
ちょうど冬の初めに旬を迎えたお刺身と一緒にこの吟醸新酒を合わせてみたら、魚の脂の旨味を驚くほどきれいに引き立ててくれた。アルコール度が十五度あるから、薄味の料理だけじゃなくてちょっと脂の乗ったおかずともしっかり渡り合える強さがあった。毎年十一月頃の販売時期になると、これを楽しみにスーパーや酒屋を覗いてしまう。一口含むたびに、新酒ならではの生き生きとした生命力のようなものが感じられて本当に元気がもらえる。
ネットの評判を見て気になっていたので取り寄せてみた。開けたては新酒らしい瑞々しさとキレがあって最高だったんだけど、数日経って空気に触れたら少しアルコール感が前面に出てきてしまった気がする。自分の好みがもっとマイルドで熟成されたタイプだからかもしれないけれど、若いお酒特有のピリッとした刺激が少し強く感じられて、後半はちょっと飲み疲れてしまった。鮮度が命のピチピチしたお酒が好きな人には、たまらない一本なんだろうとは思う。
温度帯による変化を試したくて、雪冷えから冷やまでの四段階でじっくり飲み比べてみた。個人的には二十度くらいの冷やで飲むのが一番お米の旨味がふくよかに感じられて好みだった。精米歩合60%の吟醸らしい綺麗な口当たりがありつつも、しぼりたてならではの力強い息吹がちゃんと生きていて非常に出来が良いと感じた。日向燗やぬる燗には向かないと聞いていた通り、少し温めるとせっかくのフレッシュさが飛んでしまうので、これは冷やして飲むのが正解だと確信した。
あまり普段は日本酒の吟醸系を自分で選ぶことはないんだけど、このしぼりたて新酒はラベルの雰囲気に惹かれて手に取ってみた。グラスに注ぐとみずみずしい香りが漂って、口当たりがとても軽やかでスイスイ飲めてしまった。アルコール度数が十五度と聞いて身構えたけれど、嫌なアルコール臭が全然しなくて女性でもすごく飲みやすいお酒だと感じた。コスパも悪くないし、毎日の晩酌のレギュラーメンバーとして冷蔵庫にストックしておきたいお気に入りの一本になった。
冬の足音が聞こえてくる頃に飲むしぼりたての新酒は、やはり格別の味わいがあるものだと改めて教えてくれたお酒だ。口に含んだときのピチッとした新鮮さと、奥底からじわっと湧き出るようなお米の旨味のバランスが実に見事だった。五度から十度あたりのキリッとした冷たさで飲むと、背筋がすっと伸びるような清らかさがあって非常に心地よい。価格以上の贅沢な時間を味あわせてくれる、蔵元の丁寧な仕事ぶりが伝わってくる素晴らしいお酒だと思った。
十一月になってこのしぼりたて新酒が出回るようになると、いよいよ冬がやってきたんだなって心から実感するてや。精米歩合六十パーセントの上品な吟醸造りでありながら、雪国の酒らしい力強さとキレの良さがしっかりと生きていて本当にうめえ酒だて。冷やして飲むと喉ごしがすっきりしていて、毎晩の晩酌の魚をつまみにやるのにこれほどぴったりの酒はねえなっていつも思っているて。
しぼりたて新酒 吟醸
・分類 吟醸酒 生貯蔵酒
・画像
(参照:吉乃川株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:吉乃川株式会社)
新潟県産新米で醸した新酒を、瓶詰め時に一度だけ火入れしたお酒です。
吉乃川株式会社
「しぼりたて新酒 吟醸」の貯蔵タンクは冬を迎えると雪で覆う「雪中貯蔵」という方法で貯蔵致します。そして初夏を迎えると「雪中貯蔵 吟醸」として蔵出しされます。
同一の仕込みのお酒で味わいの変化を楽しめるシリーズとなっております。フルーティーですっきりとした味わいをお楽しみください。
| スペック表 |
| 地区 | 中越 |
| 販売時期 | 11月頃 |
| 精米歩合 | 60% |
| 原料米 | 新潟県産米 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:吉乃川株式会社
- 代表銘柄:吉乃川(よしのがわ)
- 住所:新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号
- 創業:西暦1548年
- 蔵元からのPR:吉乃川は四七〇年の歴史の中で引き継がれ、洗練されてきた技にその時々の若い力と新しい発想を取り込む事で酒造りを前に進めてきました。
現在も、若く新しい力が未来の吉乃川づくりにのためにチャレンジを続けています。
吉乃川はつづいて行きます。
酒造りをつづけます。
チャレンジをつづけます。
明日の、未来の人たちが今日と同じように楽しくお酒を飲む事が出来るように、吉乃川はつづいて行くのです。
蔵元おすすめ商品
越淡麗吟醸 鷲頭
「極上吉乃川」誕生のきっかけとなった元杜氏・鷲頭昇一の名を冠した吟醸酒。
新潟県産【越淡麗】を100%使用し、爽やかな吟醸香とやわらかな口当たりに仕上げました。
みなも あらばしり 純米大吟醸 無濾過生原酒
米と酵母にこだわり、 吉乃川伝統の寒造りで全て「人の手」によって仕込む1本です。
お米の旨味と、上品な香り、吉乃川の持ち味であるシャープなキレ味を目指して仕込んでいます。吉乃川らしい、飲み飽きしない味わいに繋がるよう、酵母にはフルーツの穏やかな香りを生む「新潟S-9酵母」を使用しました。さらに、お酒を搾る際に、一番はじめに出てくる「荒ばしり」を詰めます。圧力を掛けることなく、醪を詰めた酒袋の自然な重さにより滴り出る、少量しかとれない希少なお酒です。
しぼりたて新酒 吟醸の飲み方まとめ
『しぼりたて新酒 吟醸』は、やや辛口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |




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