
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.6 out of 5 )
加茂錦の酒造りの技術の高さは知っていたけれど、この赤磐雄町を用いた一本は、原料米の個性をここまで上品にまとめ上げるものかと深く感心させられた。華やかな香り、ふくよかな旨味、そして見事なまでのキレの良さが寸分の狂いもなく調和していて、造り手の並々ならぬこだわりがひしひしと伝わってくる仕上がりだ。日本酒の奥深さと可能性を改めて教えてくれた、記憶に残る素晴らしい一本だった。
最初はすっきりしすぎていて、なんだか物足りねえななんて思って飲んでいたんだけど、グラスに注いでしばらく置いておいたら、だんだんお米のふくよかな甘みが顔を出してきて、びっくりするほど美味しくなったんだわ。きんきんに冷やして飲むのもさっぱりしていがったけれど、少し常温に近づけたときのほうが深みが増して、じわっと心にしみるような味わいになるもんだから感動したの。やっぱりお酒って温度でこんなに変わるんだなって思ったわ。
特約店でそれなりの価格がするお酒だから毎日の晩酌用というわけにはいかないけれど、一週間の仕事を頑張り抜いた金曜日の夜に、自分へのご褒美として開けるには最高の一本だ。アルコールが13度と軽めのおかげか、翌朝に重だるさが残らないのもサラリーマンにとっては本当にありがたいポイントだと思った。安い酒をたくさん飲むより、こういう上質な一本をゆっくり味わうほうが心から満たされる。
ネットの評価が非常に高かったので気になって購入してみたが、評判通りの素晴らしいクオリティだった。開栓直後の微炭酸のようなピチピチとしたガス感がほんのり残っていて、それが口当たりをより一層軽やかに演出している。ただ、人気銘柄ゆえになかなか定価で買えなかったり、酒屋さんを巡る手間があったりするのが少しネックだなと感じた。見かけたら迷わず買うべき一本だ。
荷札酒のラベルはシンプルでスタイリッシュだから、お気に入りの薄手のワイングラスに注ぐだけでおうち時間が一気にバーのようになって気分が上がる。味も見た目と同じように洗練されていて、華やかな香りと透明感のあるジューシーな甘みが最高におしゃれ。お酒があまり得意ではない友達と一緒に飲んだときにも、「これなら飲みやすくて美味しい!」とすごく好評だった。
今時の流行りなのか、香りは華やかで口当たりもものすごく軽やかなんだけれど、個人的にはもっと雄町らしいドシッとした力強いコクや、アルコールの飲みごたえが欲しいと思ってしまった。アルコールが13度と低いせいか、食中酒としては少し水っぽく感じてしまう場面もあって、重厚な酒が好みの自分としては正直少し物足りなさを覚えてしまったな。ライトに楽しみたい人向けのお酒なのだと感じた。
グラスに注いだ瞬間から、完熟したメロンや洋梨のような華やかでジューシーな香りがふわりと立ち上ってきた。さらにグラスの中で少し空気に触れさせると、雄町ならではの少し野暮ったいような力強い米のニュアンスもほんのり顔を覗かせて、その二面性がすごく面白いと感じた。香りだけで質の良さが十分に伝わってきて、飲む前からすっかり魅了されてしまった。
「雪冷え」のよく冷えた状態でキュッと飲んでみたら、シャープな酸味が際立ってすごく爽快な喉越しになった。アルコール度数が13度と低めなこともあって、冷やして飲むと水のようにスルスルと喉を通っていってしまうから、ついついグラスが進みすぎてしまう危険な美味しさがある。暑い季節の夜に最初に飲む一杯としては、これ以上ない最高の選択肢だと感じた。
冷たい状態から少し温度を上げて「涼冷え」や「冷や(常温)」に近づけていったら、味わいが劇的に変化して感動した。冷えているときはシャープだった甘みが、温度が上がるにつれてふっくらと膨らんできて、赤磐雄町ならではのコクのある旨味がじわっと口いっぱいに染み渡ってきたんだよね。温度によってここまで表情が変わるなんて、本当に造りの丁寧さを実感した。
今夜はこのお酒に合わせるために、マグロのお刺身と、山菜の天ぷらを用意して一緒に味わってみた。赤磐雄町のまろやかな旨味とクリーンな酸味が、お刺身の脂をきれいに受け止めつつ、天ぷらのほろ苦さもさっぱりと流してくれるから、お互いの美味しさを引き立て合って箸が止まらなかったよ。シンプルな和食と合わせるのが一番しっくりくると感じた。
加茂錦 荷札酒 赤磐雄町
・分類:純米大吟醸酒 生酒 原酒
・画像
(参照:加茂錦酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:加茂錦酒造株式会社)
酒蔵垂涎の稀少米のひとつ「赤磐雄町」。
特有の艶やかな香味をしぼりたての瑞々しさと共にお楽しみいただければ幸いです。
必ず低温の冷蔵庫に保管し、お早めにお召し上がりください。加茂錦酒造株式会社※ロットにより、味わいや火入れの有無が切り替わる商品です。
| スペック表 |
| 地区 | 中越 |
| 販売時期 | 不定期 |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 赤磐雄町 |
| アルコール度 | 13度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:加茂錦酒造株式会社
- 代表銘柄:加茂錦(かもにしき)
- 住所:新潟県加茂市仲町3-3
- 創業:西暦1893年
- 蔵元からのPR:多様化した食生活の中で、どのようなお酒がおいしく飲めるのか、私たちは日々研鑽を重ねています。
加茂錦は小さな酒造所なので、生産量や酒造りの体制にも限界があります。
けれども、自分たちが美味しいと思わないお酒をつくろうとは思いません。
あたりまえで基本的なことを守りつつ、これからも加茂錦はいろいろな角度から酒造りに取り組んでまいります。
蔵元おすすめ商品
加茂錦 BRILLIANCE 短稈渡船
稀少米「短稈渡船」は山内孝明氏(銘酒「渡舟」醸造元)の尽力で、わずか14グラムの種籾から復活することとなり、今では全国の銘醸蔵が醸すまでとなりました。魅惑の野性味を瑞々しい吟香味と共にお楽しみいただければ幸いです。
加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 備前雄町
「麹米に山田錦、掛米に雄町」の黄金比の美味しさを素直に表現できるよう心がけています。
少量ですが、素晴らしいお米に恵まれ、はじめての味わいにチャレンジすることが出来ました。
加茂錦 荷札酒 美郷錦
美酒王国秋田県の高級酒米「美郷錦」で醸しました。
プレーンで特異なストラクチャーを鮮度味と共にお楽しみいただければ幸いです。
冷蔵保管での年単位の熟成にも適していますが、開栓後はお早めにお召し上がりください。
加茂錦 荷札酒 赤磐雄町の飲み方まとめ
『加茂錦 荷札酒 赤磐雄町』は、やや甘口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |



