
口コミ・レビュー
12 レビュー ( 4.3 out of 5 )
一口含んだ瞬間に、原酒らしいガツンとした力強い米の旨味が広がった。でも、そこからの引き際がとにかく見事。プラス5という数字通り、ベタつくような甘さは一切なくて、喉を通り過ぎた後はスッと綺麗に消えていく。このキレの良さのおかげで、17度という高めのアルコール度数のわりにはスイスイ飲めてしまう。口当たりが予想以上に滑らかだったのも嬉しい驚きだった。
生貯蔵酒ということで、もっとツンとしたセメダインのような匂いがするのかなと身構えていたけれど、全くそんなことはなかった。グラスに注ぐと、炊きたてのご飯のような優しい穀物の香りの奥に、ほんのりと青リンゴみたいな瑞々しいニュアンスを感じた。派手すぎない、おとなしい品のある香りで、いかにも「真面目に造られた新潟の酒」という個性が伝わってきて好印象。
冷蔵庫でキンキンに冷やした「雪冷え」の状態でグイッとやってみた。これはたまらん。冷やすことで全体の輪郭がキリッと引き締まって、喉越しが最高に気持ちいい。原酒特有の重たさが、冷たさで上手く隠れて、すっきりした酸味が前面に出てくる感じ。夏場の暑い時期に、汗をかいた後に喉を鳴らしながら飲むには最高の仕上がりだと思う。
冷酒から始めて、そのままグラスを机に置いて20度くらいの「冷や(常温)」になるまでゆっくり時間をかけて飲んでみた。温度が上がるにつれて、冷酒の時には隠れていた越淡麗とこしいぶきの米のコクがじんわりと膨らんできた。蔵元が燗を推奨していない理由がよく分かる。温めるとアルコールのツンとした辛さが勝ちそうだが、常温のまろやかさは絶品だった。
今夜は奮発してキハダマグロのぶつ切りと、鶏のから揚げを作って合わせてみた。お酒自体にしっかりとした芯があるから、から揚げの油っぽさを綺麗に洗い流してくれるし、マグロの赤身の旨味にも負けずに寄り添ってくれる。醤油やみりんを使った少し濃いめの家庭料理と合わせると、お酒もご飯も両方止まらなくなる。やっぱりこういう酒には飾らない茶色いおかずが一番合う。
通年販売でいつでもこのクオリティがこの価格で買えるのは、毎日の晩酌組としては本当にありがたい。吟醸酒なのに気取ったところがなくて、一升瓶で買って冷蔵庫に常備しておきたいレベル。原酒で度数が高いから、少しの量でもしっかり酔えて満足感があるのも、財布に優しくて助かる。明日への活力が湧いてくるような、我が家の定番になりそうなお酒。
新潟のお酒は水のように軽いイメージがありましたが、この「宝づくし」は良い意味で裏切られました。しぼりたてのフレッシュな感じがちゃんと残っていて、生貯蔵ならではのコクがあります。贈答用というよりは、完全に自分へのご褒美や、家でダラダラ飲む用の実力派ボトルですね。配送も早かったし、ラベルのめでたい雰囲気も気に入っています。
金升の宝づくしは、やっぱりうんめぇてば。冷やして飲むと、すっきりしてて何杯でもいけるんて。こんげに旨い酒が年中飲めるんだっけ、新発田に生まれて良かったて思うて。若いもんが飲むようなチャラチャラした酒じゃなくて、米の味がちゃんとするっけ、じっくり飲まんばもったいないて。近所の仲間が集まった時にも、これ出しておけば間違いねぇんだわ。
パッケージが可愛くて買ってみたのですが、私にはちょっと強すぎました。アルコール17度っていうのをちゃんと見ていなくて、一口飲んだら喉がカッと熱くなるような辛口でびっくり。お米の味はすごくしっかりしていて美味しいお酒だとは思うのですが、普段フルーティーでジュースみたいな甘口ばかり飲んでいる人には、少し硬くて男らしいお酒に感じちゃうかもしれません。
一言で言えば「引き算の美学」を感じる酒だ。原酒の持つドッシリとした力強さと旨味を、吟醸造りの繊細さと生貯蔵の若々しさで上手くコントロールしている。淡麗辛口という新潟の伝統を守りつつも、決して薄っぺらくない飲み応えを残している点に、金升酒造の丁寧な仕事ぶりが窺える。派手さはないが、しみじみと旨いと言える、日本酒の王道を行く一本。
しぼりたて吟醸生貯蔵原酒 金升 宝づくし
・分類:吟醸酒 生貯蔵酒 原酒
・画像
(参照:新潟地酒販売 新喜久屋)
商品説明・特徴など
(参照:新潟地酒販売 新喜久屋)
今年収穫した新米で丹念に醸された、しぼりたての吟醸生貯蔵原酒です。
新潟地酒販売 新喜久屋
低温でゆっくり発酵させた香りの良いスッキリしたお酒です。
このお酒を味わう方に福徳があるよう、蔵元に代々伝わる九つの宝物を組み合わせた『宝づくし』の吉祥文様がラベルになっています。1000本の限定品!
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 55% |
| 原料米 | 越淡麗 こしいぶき |
| アルコール度 | 17度 |
| 日本酒度 | +5 |
| 酸度 | 非公開 |
蔵元情報

- 蔵元名:金升酒造株式会社
- 代表銘柄:金升(かねます)
- 住所:新潟県新発田市豊町1-9-30
- 創業:西暦1822年
- 蔵元からのPR:当蔵では、地産製造の一貫した酒づくりに注力しています。
安心安全で高品質な地元産酒米の安定確保を目指し、地元農家と共同で農業法人かなうカンパニーを設立、国内農業の抱える高齢化・後継者不足等の問題から、効率性で淘汰されやすい中山間地の農地を耕作し、自社栽培米を生産しています。 当蔵の田んぼは、飯豊山系の清冽な伏流水に恵まれた豊かな土地にあります。
令和元年(2019年)度には新たな事業連携体制下に移行し、土地の恵みである地酒のよさを海外や県外のお客様に味わっていただく機会が増えました。
金升の酒づくりを次世代へ受け継ぐことを意識し、築100年近い蔵の改修をはじめ、ホームページのリニューアル等を行なってまいりましたが、お陰様で令和4年(2022年)に創業200年を迎えることができました。
時間の蓄積を礎に、この先も地道に酒づくりに精進してまいります。
蔵元おすすめ商品
金升 純米大吟醸 初花
当蔵最高峰、華やかな風味の純米大吟醸
自社栽培米「越淡麗」を40%に磨き、杜氏、蔵人が渾身の技で醸しました。気品ある香りとしっかりとした味わいは特別な酒宴に合います。
吞み切り純米 蟷螂生 カマキリショウズ
「呑み切り」とは、酒蔵で貯蔵した清酒の熟成の度合いや味わいをきき酒によって把握し、検査を行うために、貯蔵タンクの「呑み」(タンクの下方にある栓)を切って酒を出してみることを言います。二十四節気「芒種」の初候七十二候の「蟷螂生」と時期が重なることから「呑み切り純米」としました。穏やかな吟醸香があり、なめらかな酒質です。
しぼりたて吟醸生貯蔵原酒 金升 宝づくしの飲み方まとめ
『しぼりたて吟醸生貯蔵原酒 金升 宝づくし』は、やや辛口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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