
口コミ・レビュー
33 レビュー ( 4.5 out of 5 )
グラスに注いだ瞬間は、フルーティーというよりは、どこか炊きたてのお米のような、ほっとする穀物の優しい香りが鼻をくすぐった。その後、少し時間が経って空気に触れると、熟したバナナのような穏やかな甘い香りに変化していくのが分かってすごく面白かった。派手すぎない落ち着いた香りの立ち方なので、飲んでいて全く飽きがこないし、一日の終わりに張り詰めた心がじんわりとほぐれていくような感覚を覚えた。
大吟醸というと勝手にサラサラした水みたいなものを想像していたが、これは口に含んだ瞬間に優しいお米の甘みがふわっと広がった。でも決して甘ったるく残るわけじゃなくて、後味にかけてじんわりとした心地いい苦味と酸味が追いかけてきて、最後はスッと綺麗にいなくなる。この喉越しのキレの良さはさすが新潟の酒だなと思ったし、一杯目のビール代わりにクッと飲んでも満足できる力強さがあると感じた。
キンキンに冷やした5℃くらいの「雪冷え」でグイッとやってみたが、これは文句なしに旨い。冷やすことでお酒全体の輪郭がキュッと引き締まって、清涼飲料水みたいにいくらでも飲めてしまいそうだと感じた。大吟醸ならではの雑味のなさが際立って、喉を通り抜ける時のひんやりとした清涼感がたまらない。暑い時期やお風呂上がりに、冷たいうちにグイグイ飲むにはこれ以上ない贅沢な酒だと思う。
最初は冷蔵庫から出してすぐ飲んだが、私は少し置いて20度くらいの常温に近づけた方が、この酒の本当の良さが出ると思った。冷たいときには隠れていたお米本来の深いコクと、わずかな酸味がじんわりと顔を出してきて、舌の上に心地よく広がっていく。スペックが非公開と聞いて最初は少し構えてしまったが、温度が変わることでこんなにも表情が豊かになるのなら、数字に惑わされずに自分の舌で楽しむのが正解だと気づかされた。
夫が珍しいお酒を買ってきたので、その日の晩ご飯だったアジの開きと、里芋の煮っころがしに合わせてみた。大吟醸だから洋食っぽいものの方がいいのかなと思ったけれど、実際はこういう普通の和食のおかずにびっくりするほどよく合った。焼き魚の塩気やお醤油ベースの甘辛いタレの味を、お酒のすっきりしたキレが綺麗に包み込んでくれて、ご飯のようにおかずが進んだ。気取らない家庭料理に寄り添ってくれる万能なお酒だと思う。
48%まで磨いた大吟醸でこの価格帯なら、普段の晩酌用としてかなり優秀だと感じた。もっと高いお酒はいくらでもあるけれど、毎日ダラダラ飲むならこれくらい手頃で、しかもちゃんと大吟醸らしい綺麗な造りを感じられるものが一番ありがたい。変な安酒みたいな悪酔いもしないし、仕事でちょっと疲れたなという平日の夜でも、罪悪感なく四合瓶を開けられる。我が家の定番ストックとして何本か買い足しておこうと決めた。
ネットで見かけて「河内屋 義照」という名前に惹かれて購入。新潟の下越地方の酒らしい、すっきりとした淡麗なベースはありつつも、しっかりとした飲みごたえが残されているのが印象的だった。梱包も非常に丁寧で、発送も早かったのでショップの対応にも満足している。日本酒度が非公開ということでどんな味か身構えたが、万人受けする非常にバランスの良い仕上がりになっているので、贈り物として誰に買っても外さない一本だと思う。
パケ買いというか、漢字のラベルが渋くてカッコよかったから買ってみたんだけど、これめちゃくちゃ飲みやすくてアタリだった!大吟醸ってアルコール感が強くてカッと するイメージがあったけど、これは全然そんなことなくて、口当たりがまろやかでスイスイいけちゃうからちょっと危険かも。友達とすき焼きパーティーやった時に持っていったら、みんな「飲みやすい!」って大絶賛であっという間に空っぽになっちゃった。またリピしたい!
大吟醸ということで期待して飲んだが、私には少々上品すぎて物足りなさを感じてしまった。口当たりが綺麗でスッキリしているのは認めるが、お米のガツンとした重みや、喉にカッとくるような強いアルコール感を求めている身からすると、どうしても味が綺麗にまとまりすぎていて大人しすぎる印象を受ける。すいすい飲める綺麗なお酒が好きな若い人や女性には喜ばれるのだろうが、昔ながらの濃い酒が好きな人間には少し物足りないかもしれないな。
越つかの酒造の「河内屋 義照」は、派手さこそないものの、非常に実直で丁寧な酒造りを感じさせる名作だと思う。大吟醸という肩書きに甘んじることなく、日々の食卓に馴染むような親しみやすさと、雑味を削ぎ落とした透明感を両立させている。最初の一口から最後の一滴まで、飽きさせることなく心地よく飲ませてくれるそのバランスの良さは見事だ。派手なブームに流されない、日本の伝統的な大吟醸の底力を見たような気がした。
大吟醸酒 河内屋 義照
・分類:大吟醸酒
・画像
(参照:越つかの酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:越つかの酒造株式会社)
弊社の創業者の名にちなんだ、新潟地酒です。
弊社で言う「地酒」とは、その土地の原材料と水、風土、気候
そして、越後の地で育った越後杜氏が醸す、それが地酒です。新潟県産米を、48%まで磨いた、大吟醸です。
越つかの酒造株式会社
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 48% |
| 原料米 | 新潟県産米 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | 非公開 |
| 酸度 | 非公開 |
蔵元情報

- 蔵元名:越つかの酒造株式会社
- 代表銘柄:’越乃あじわい(こしのあじわい)
- 住所:新潟県阿賀野市分田1328
- 創業:西暦1781年
- 蔵元からのPR:JR水原の駅より、南へ6キロほど離れた北蒲原郡水原町分田。この地に天明の初め(1781年頃)塚野家の初代・塚野丈左衛門義照が陣屋の出店「河内屋」を名乗って酒造りを始めたものが『塚野酒造』の始まりとされています。
一方『越酒造』は、豊栄市内島見において、大吟醸酒・吟醸酒・純米酒・という特定名称酒のみを製造販売する蔵として、昭和62年より醸造を開始しました。翌63年秋、第47回関東信越国税局酒類鑑評会から、第63回迄17回連続入賞という偉業を達成しております。
この伝統と技の二つの会社が平成8年11月に合併し、、『越つかの酒造』となり、水原分田において製造販売を開始しました。また第85回全国新酒鑑評会にて金賞を受賞いたしました。
蔵元おすすめ商品
代々泉 大吟醸
新潟県産の五百万石100%で醸し新潟地酒の特徴を表現した、淡麗辛口の大吟醸酒です。
大吟醸は、辛さの中にもスッキリとした味わいののど越しが特徴で、お料理とマッチしやすい飲み口を大切にしています。
特撰純米吟醸酒 越乃あじわい
新潟県産『五百万石』を100%使い、丹念に醸したやや辛口の純米吟醸です。
純米酒特有の深い味わいと、吟醸酒の華やかな口当たりがお楽しみ頂けます。
梅酒スパークリング 梅乃泉
新潟県産米を使って醸した無濾過純米酒と、和歌山県産の南高梅を漬け込んだ甘さ控えめの梅酒に、炭酸ガスを詰めました。
梅の酸っぱさと日本酒の味わいが楽しめる、日本酒醸造蔵だから出来る独特な味わいのスパークリング梅酒です。
大吟醸酒 河内屋 義照の飲み方まとめ
『大吟醸 河内屋 義照』は、やや辛口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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