
口コミ・レビュー
31 レビュー ( 4.6 out of 5 )
グラスを鼻に近づけたとき、まるでもぎたての青リンゴや、朝霧のなかに咲く白い花のような、とても奥ゆかしくて綺麗な香りが鼻に抜けていきました。吟醸香が強すぎて頭が痛くなるお酒もあるけれど、これはとても上品で、お米が本来持っている優しい穀物の香りも裏側にしっかり隠れていました。飲むたびに心がすっと落ち着くような、本当に洗練されたお酒だと感じた。
キンキンに冷やした状態でグラスに注ぎ、一気に口へ含んでみた。キリッとした冷たさの中に、わずかな酸味がきゅっと効いていて、体中の火照りがすーっと引いていくように思えた。冷たい状態だとお酒全体の輪郭がはっきりして、雑味が全くないクリアな水のようだった。蒸し暑い夏の夜にこれほど体に染み渡る冷酒は他にないと思ったし、あまりの喉越しの良さに大満足した。
最初は冷やして頂いたが、お猪口に注いで机の上に置き、部屋の温度に馴染ませてから再度口に運んでみた。すると、冷酒のときには隠れていたお米の柔らかい甘みと、奥深いふくらみが、じんわりと舌の上に広がっていくのを感じた。20度くらいの常温になると、お酒の「カド」が丸くなって、なんとも言えない優しい味わいに変化した。温度でここまで表情が変わるのが面白く、つい長居をしてしまった。
大吟醸と聞くとベタベタ甘いイメージがあって避けていたが、これは全然違った。口当たりが驚くほど滑らかで、水のようにスッと入ってくる。そこから、たかね錦という米の静かな旨味がじんわり広がったと思ったら、最後は辛口の日本酒らしく、カミソリで切ったようにスパスパッと喉の奥へ消えていった。この圧倒的なキレの良さには正直驚かされたし、一杯目からかなり気分が上がった。
奮発してデパ地下で買ってきた、白身魚のお刺身と、カブの千枚漬けに合わせていただきました。このお酒は、お醤油を少しだけつけた白身魚の繊細な甘みを全く邪魔せず、むしろ寄り添うように引き立ててくれると感じた。お酢のきいた千枚漬けの酸味とも驚くほど綺麗に調和して、口の中がずっと上品なおいしさで満たされていた。お互いの良さを引き立て合うお酒で、特別な夕食になった。
純米大吟醸というと贅沢品のイメージがあって普段は手が出ないけれど、これなら少し仕事を頑張った週のご褒美として、ギリギリお小遣いで買えるお値段なのがありがたい。毎日飲むには贅沢すぎるが、週末のちょっとした晩酌にこれがあると、いつものテーブルが急に高級な割烹のカウンターに変わったような気がした。明日への活力をくれる、本当に価値のある1本だと思った。
新潟の淡麗辛口の王道を行くクオリティ。精米歩合50%のスペックに違わず、雑味は極限まで削ぎ落とされている。たかね錦特有のスマートな米の主張があり、日本酒度+3、酸度1.3のデータ通り、辛さと酸のバランスが極めて均等に保たれている。派手さや甘みを求める人には物足りないかもしれないが、食中酒としての純米大吟醸を追求するなら、現状ベストな選択肢の一つだと思う。
グループキャンプに持参して、夜の焚き火を囲みながらみんなで回し飲みした。川の水で冷やして飲んだんだけど、すっきり透き通った味わいが、夜の山の澄んだ空気と最高にマッチした。仲間たちからも「何これ、全然アルコール臭くなくてめっちゃ飲みやすい!」と大好評で、一升瓶が文字通りあっという間に空っぽになってしまった。外で飲む開放感も手伝って、本当に最高の夜になった。
綺麗すぎて、自分には少し物足りなく感じた。普段は山廃仕込みとか、原酒のズシッと重たい米の旨味とコクがのった酒ばかり飲んでいるせいか、この酒はサラサラと綺麗すぎてお水のように通り過ぎてしまう。喉にカッとくるアルコール感や、ガツンと響く酸味が欲しい人にとっては、少し上品にまとまりすぎていて、おとなしい印象を受けてしまうかもしれないと思った。
麒麟山酒造さんの、地元に対する誇りと職人技がぎゅっと凝縮された、非の打ち所がない名作純米大吟醸だと思う。米の旨味、爽やかな香り、そして美しく切れる後味が、まるで一枚の美しい絵画のように見事に調和している。冷やして飲めば、その洗練された佇まいに驚き、常温に近づけば、内に秘めた包容力のような温かさに触れることができる。大切な人への贈り物にも自信を持って薦められる。
麒麟山 純米大吟醸
・分類:純米大吟醸酒
・画像
(参照:麒麟山酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:麒麟山酒造株式会社)
ふくよかな旨味とすっきりとした酸味のバランスの取れたお酒です。
口中香おだやかで、食中酒にも最適な純米大吟醸酒です。
麒麟山酒造株式会社
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | たかね錦 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +3 |
| 酸度 | 1.3 |
蔵元情報

- 蔵元名:麒麟山酒造株式会社
- 代表銘柄:麒麟山(きりんざん)
- 住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
- 創業:西暦1843年
- 蔵元からのPR:麒麟山酒造は、新潟清酒の中でも淡麗辛口のお酒を醸す蔵元です。こよなくお酒を愛し、寝るまで盃を傾けていた五代目当主の齋藤徳男は、飲み飽きしないすっきりとした飲み口を何よりも好み、「酒とは辛いもの」という信念のもと酒造りを行っていました。麒麟山酒造は今日でも、その信念を貫き続け、地元新潟の人々が日常生活の一部として楽しめる淡麗辛口を、丹精こめて造り続けています。麒麟山酒造は奥阿賀産100%のお米づくりや、山を守る植林活動など、辛口な味わいと地域に根ざした酒造りにこだわっています。
日頃「麒麟山」を飲んでくださる人々のお陰で酒造りの理想を追い続けることができて、感謝の念に堪えません。
今後も奥阿賀の豊かな自然と伝統辛口の味わいを守っていく所存です。
蔵元おすすめ商品
麒麟山 やわらか
軽快でまろやか。お米のやさしい旨味とさっぱりとした飲み口が人気の定番酒。温めると味わいがより豊かになります。
麒麟山 ユキノシタ
奥阿賀の長い冬と、雪の下に潜む春の芽。大地の静かな力が込められた、ほどよい旨味と上品な香りのお酒です。
45℃の燗でどうぞ。
麒麟山 やわらか 秋香
弊蔵の貯蔵棟「鳳凰蔵」にて、丁寧に熟成させました。旨みとまろやかさがさらに増し、やわらかく澄んだ味わいが秋刀魚やサバの塩焼き、おでんなどと相性抜群です。秋の味覚とともに、ぜひご賞味ください。新潟・奥阿賀産米100%使用。
麒麟山 純米大吟醸の飲み方まとめ
『麒麟山 純米大吟醸』は、やや辛口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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