
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.4 out of 5 )
口に含んだ瞬間、19度という高アルコールならではの圧倒的な凝縮感と、どっしりとしたお米の旨味が波のように押し寄せてきた。そこへ1.6という少し強めの酸味がガチッと噛み合い、濃厚なのに全くダレない。最後は麒麟山らしく、刃物で切り落としたかのような見事なキレで消え去った。この力強さと引き際の美しさの共存には本当に恐れ入った。
グラスに注ぐと、流行りのフルーティーな香りではなく、熟成したお米の深いコクや、どこか木の実を思わせるような落ち着いた香りが穏やかに立ち上がってきた。派手さはないけれど、奥深くてどっしりとした安心感のある香りだと思う。不定期販売という貴重さも相まって、一口ごとに背筋が伸びるような、特別な風格を感じさせるお酒だった。
冷蔵庫でしっかり「雪冷え」の5℃くらいまで冷やして飲んでみた。冷たくすることで、19度のガツンとしたアルコール感がほどよく引き締まり、キリッとした硬質な旨味がストレートに喉へ突き刺さる感じがした。冷やしているのに味が薄まるどころか、米の輪郭がクッキリ際立って凄く力強い。冬の寒さを忘れるくらい、豪快に喉を鳴らせる素晴らしい冷酒だった。
推奨通り冷やして飲むと抜群のキレだが、試しに常温(20℃)近くまで戻してみた。すると、冷酒の時には隠れていたトロッとした濃厚な甘みと、少しビターな深みがじんわりと前に出てきた。ただ、これ以上温めてお燗にするとアルコールの強さが前面に出すぎてツンツンしてしまうため、やはり少しひんやりした温度帯でこそ、このお酒の複雑な旨味が一番綺麗にまとまると感じた。
この酒の強烈なパンチに対抗するには、並大抵のつまみじゃ負けてしまう。我が家では豚の角煮や、牛すじの土手焼きといった、脂がのって味が濃いめの肉料理と一緒に冷やで楽しんだ。お肉の濃厚なギトギト感を、お酒の強いアルコールとしっかりした酸味がドカンと受け止めて、口の中を驚くほどすっきりと洗い流してくれた。肉好きにはたまらない一杯だと思う。
不定期販売の限定品ということで、見つけた瞬間に少し奮発して購入した。毎晩ガブガブ飲むような大衆酒ではないけれど、この圧倒的な濃厚さと満足感を考えれば、むしろ非常に良心的なお値段だと感じた。アルコール度数が高いので、お猪口で少しずつ、宝物を惜しむようにちびちびと舐めるように飲むのが、今の私には最高の贅沢な時間になっている。
日本酒の「原酒」が大好きな夫のために、珍しい限定品ということでこちらを選びました。届いた夜にさっそく冷やして出してあげたら、一口飲んで「これは濃くて旨い!」と大絶賛。ラベルの金色の文字も高級感があって特別な日の食卓にぴったりでした。なかなか手に入らないお酒をネットでスムーズに購入できて、夫も私も大満足の記念日になりました。
麒麟山の紅葉の金、いとこから貰って飲んでみたばって、わっつど旨くてたまげたじゃ。19度もある原酒だ、喉コさカッとくる強さがあるばって、冷やして飲むときゃ米の旨味が濃くて最高だおん。これだば、寒ぃ夜にタラのじゃっぱ汁さ合わせてチビチビやれば、身も心もポカポカ温まってまるじゃ。また見つけたら絶対に買うねばまいねな。
話題の限定酒ということで少し味見させてもらいましたが、私にはちょっと強烈すぎました。ひと口飲んだだけでアルコールのピリピリした熱さが喉にダイレクトに響いて、お米の甘みよりも辛さと度数の強さが勝ってしまって飲み進められませんでした。水割りやロックにしないと辛いレベルなので、お酒に強いベテランの方向けのハードなお酒だと感じました。
最近の日本酒は万人受けを狙った軽い酒が多いが、この「紅葉〈金〉」はそんな軟弱な流行に真っ向から冷や水を浴びせるような、芯の通った硬派な造りだ。19度という圧倒的な破壊力がありながら、淡麗辛口の王様である麒麟山のアイデンティティを完璧に保っている。冷やして飲むことでその強靭な骨格がさらに際立つ、まさに男のための至高の原酒だと思う。
麒麟山 紅葉〈金〉
・分類 吟醸酒
・画像
(参照:麒麟山酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:麒麟山酒造株式会社)
20年以上長期熟成酒
時を経て、いま、円熟。麒麟山歴代杜氏の「小越平之丞」「後藤武男」「長谷川良昭」と三代にわたって見守られた長期熟成酒。蔵を流れる「時」が紡ぎ出す濃密な味わいとまろやか深い香りの一本。お酒の品質を最優先に考え、不定期の蔵出しとなっています。
新潟・奥阿賀産米100%使用
麒麟山酒造株式会社
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 不定期 |
| 精米歩合 | 55% |
| 原料米 | 五百万石 |
| アルコール度 | 19度 |
| 日本酒度 | +4 |
| 酸度 | 1.6 |
蔵元情報
・蔵元名:麒麟山酒造株式会社
・代表銘柄:麒麟山(きりんざん)
・住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
・創業:西暦1843年
・蔵元からのPR:創業より一貫して淡麗辛口の酒造りにこだわっています。
また地元産酒米だけで使用する酒造りを目指し、地元生産農家と共に良質な酒米づくりの技術追求を行なっております。
蔵元おすすめ商品
麒麟山 やわらか
軽快でまろやか。お米のやさしい旨味とさっぱりとした飲み口が人気の定番酒。温めると味わいがより豊かになります。
麒麟山 火鉢
「麒麟山 火鉢」は、熱燗を愉しむために造りました大吟醸です。
以下二つの推薦温度を飲み比べることで、熱燗の好みや面白さをご体感ください。
47.5℃ ‐ “味わい派”。上品な酸味と豊かな余韻が目立ちます。
50℃ – “香り派” 。迫力と抜け、香りの勢いが愉しめます。
麒麟山 錦の夢心地
麒麟山酒造の三大酒米のひとつ「たかね錦」。新潟県では珍しいこの小粒な酒米は、仕込むと凛とした飲み口になることが特徴です。「麒麟山 錦の夢心地」は、そんな「たかね錦」100%の大吟醸を低温貯蔵し、酒米の新たな可能性を夢見たお酒です。とろりとした味わいの中に凛とした清らかさをお楽しみください。
麒麟山 紅葉〈金〉の飲み方まとめ
『麒麟山 紅葉〈金〉』は、やや辛口のお酒です。
冷やしてお召し上がりください。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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