
口コミ・レビュー
30 レビュー ( 4.5 out of 5 )
にごり酒って勝手にドロッとして口に残る甘い酒だと思い込んでいたけれど、これを飲んで完全にイメージが覆った。口当たりはシルクみたいに滑らかなのに、飲み込んだ瞬間に喉の奥へスパーンと消えていくようなキレがある。お米の自然な甘みが一瞬だけ上品に広がって、あとは雑味なくスッキリ抜けていく感覚。この後味のドライさは本当に爽快で、日本酒初心者の自分でも衝撃を受けるほど飲みやすかった。
グラスに注いだ時の、春を待つ雪のような薄っすらとした濁り具合がとても美しくて見惚れてしまった。香りは決して派手じゃないけれど、お米を蒸した時のような優しくてどこか懐かしい穀物の香りがふわっと鼻を抜けていく。フルーティーな吟醸香とは違った、この素朴で奥深い香りの立ち方がすごく落ち着く。飲むたびにお米の綺麗な旨味が口の中にじんわりと満ちてきて、季節を感じられる贅沢な時間を楽しめたと思う。
酒屋の店員さんに勧められて、購入したその日に冷蔵庫の奥でしっかり冷やしてから開けてみた。5℃くらいの冷え切った状態だと、にごりの重さが完全に引っ込んで、ドライな辛さが前面に出てくるのがたまらない。お米の細かい粒子が舌を優しく撫でるような感覚がありつつ、喉を通る時は信じられないくらいシャープで冷涼。疲れた体にこのキリッとした冷たさとスッキリ感がじんわり染み渡って、最高の週末のスタートになった。
最初は10度くらいに冷やして飲んでみたが、その時のシャープな喉越しがとても良かった。その後、小一時間ほど世間話をしながらそのまま置いておき、18度くらいの常温に近くなったところを口に含んだ。すると冷たい時には隠れていたお米のふくよかなコクと、かすかな酸味がじわじわと前面に出てきて、角が取れたまろやかな味に変化していくのを感じた。温度によってここまで表情が変わるなら、少しずつ時間をかけて飲むのが一番面白い。
このなごり雪はベースが硬派な辛口だから、合わせるおかずを選ばなくて本当に重宝する。今回は少し奮発して買ってきた脂の乗った寒ブリのお刺身と、カレイの煮付けを用意してみた。お酒自体にベタつく甘さがないから、ブリの濃厚な脂を口の中でスッと綺麗に洗い流してくれて、次の箸がどんどん進んだ。煮付けの醤油と砂糖の濃い味にも負けない芯の強さがあって、いつもの家飲みのご飯が何倍も美味しく感じられた。
越淡麗を60%まで磨いた冬の限定にごり酒だと聞いていたから、もっと財布に厳しい値段かと思っていたが、良い意味で見事に裏切られた。このクオリティでこの手頃な価格帯なら、普段の晩酌で何も気にせずグビグビ飲めるから本当にありがたい。重たいにごり酒だと一杯で満足してしまうけれど、これはスイスイいけちゃうから、気がついたら一晩で一升瓶の半分近くまで減っていて焦ってしまった。コスパの良さは文句なしだと思う。
楽天市場のレビューで見かけて気になっていたので、今年の2月に思い切って購入してみました。麒麟山らしい一本筋の通った辛口のキレの良さが土台にあって、そこに薄濁りのまろやかなベールをふんわりとまとわせたような不思議な魅力があります。ドロッとした濃厚な甘口をイメージして買うとビックリするくらいドライですが、この大人のシルキーさは唯一無二。ボトルの見た目も上品で、食卓が少し華やかになりました。
なごり雪ってな見事な名前だばって、飲んでみたらば本当にうめぇなぁ。濁り酒だはんで甘くて重てぇべと思えば、キリッと辛口で喉さスッと通ってまるじゃ。雪溶け水みたいに綺麗な味だのに、米の旨味もしっかり残ってら。冬の終わりにストーブの前でこれコップさ注いで飲む時間が、毎年一番の楽しみだじゃ。新潟の酒だばって、わんどの口さも本当によく馴染む最高の酒だじゃ。また来年も買わねばまいねな。
「なごり雪」という柔らかい響きと薄濁りの見た目から、とろっとしたお米の甘みが口いっぱいに広がるようなクリーミーなどぶろく系の味を期待して飲むと、肩透かしを食らうかもしれない。一口目からかなりシャープなアルコール感とドライな辛さが突き抜けてくる。にごり酒ならではのドロッとした質感や、濃厚なコクをじっくり味わいたい自分にとっては、少々水っぽくてスッキリしすぎているように感じてしまい、少し好みに合わなかった。
伝統的な淡麗辛口の道を突き進む麒麟山が、にごり酒というジャンルで出した一つの究極の答えがこのお酒だと思う。にごりがもたらす「柔らかなコク」と、ブランドの誇りである「鋭いキレ」という本来ぶつかり合うはずの二つの要素が、見事な黄金比率で両立している。越淡麗ならではの上品な旨味がしっかり生きており、後味をキュッと締める軽い酸味のバランスが抜群だ。冬から春へと移ろう季節にこれほど似合う風情ある酒は他にない。
麒麟山 なごり雪
・分類 純米酒 にごり酒
・画像
(参照:麒麟山酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:麒麟山酒造株式会社)
春が、とける。
麒麟山酒造史上初の「にごり酒」。
麒麟山酒造株式会社
2021年に新発売!
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 2月頃 |
| 精米歩合 | 60% |
| 原料米 | 越淡麗 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:麒麟山酒造株式会社
- 代表銘柄:麒麟山(きりんざん)
- 住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
- 創業:西暦1843年
- 蔵元からのPR:麒麟山酒造は、新潟清酒の中でも淡麗辛口のお酒を醸す蔵元です。こよなくお酒を愛し、寝るまで盃を傾けていた五代目当主の齋藤徳男は、飲み飽きしないすっきりとした飲み口を何よりも好み、「酒とは辛いもの」という信念のもと酒造りを行っていました。麒麟山酒造は今日でも、その信念を貫き続け、地元新潟の人々が日常生活の一部として楽しめる淡麗辛口を、丹精こめて造り続けています。麒麟山酒造は奥阿賀産100%のお米づくりや、山を守る植林活動など、辛口な味わいと地域に根ざした酒造りにこだわっています。
日頃「麒麟山」を飲んでくださる人々のお陰で酒造りの理想を追い続けることができて、感謝の念に堪えません。
今後も奥阿賀の豊かな自然と伝統辛口の味わいを守っていく所存です。
蔵元おすすめ商品
麒麟山研究室 柱焼酎仕立て
若手蔵人中心の、これまでの麒麟山酒造の常識にとらわれない酒造りと地酒の可能性を広げ、新たな日本酒市場を創り出すことを目的に、「麒麟山研究室」は誕生しました。自社醸造の日本酒を蒸留し、精製されたアルコールで仕込んだ柱焼酎仕立ての日本酒です。コク深さと抜群のキレの良さが特徴です。
新機軸の味わいをお楽しみください。
麒麟山 やわらか
軽快でまろやか。お米のやさしい旨味とさっぱりとした飲み口が人気の定番酒。温めると味わいがより豊かになります。
紅葉 熟成純米大吟醸
三年以上の時を重ねて生まれた、深くやわらかな余韻。
食材が旬を迎える秋にふさわしい、
口当たり、味わいともにまろやかさを増した熟成酒です。
麒麟山 なごり雪の飲み方まとめ
『麒麟山 なごり雪』は、甘口のお酒です。
冷やしてお召し上がりください。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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