
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.6 out of 5 )
短稈渡船というちょっと聞き慣れない原料米のお酒だけど、口に含んだ瞬間に感じる重厚感のある旨味と、アルコール15度らしいしっかりとした骨格に驚かされた。ただ濃いだけじゃなくて、後半にかけてフッと綺麗に引いていくキレの良さがあるから、重たさを感じずにスイスイ飲めてしまう。米の力をダイレクトに感じるような、力強さと上品さが共存した味わいだと思った。
グラスに注いだ瞬間から、熟した白桃やマスカットのような華やかで気品のある香りがふわりと立ち上ってきた。荷札酒シリーズ特有の透明感をベースにしつつも、短稈渡船ならではの少しスパイスを思わせるような奥行きのある香りが混ざり合っていて非常に面白い。香りの立ち方がとても綺麗で、飲む前からすでにワクワクさせてくれるような魅力があると感じた。
「雪冷え」くらいのキンと冷えた状態で飲んでみたら、シャープな酸味が前面に出てきて全体が引き締まり、ものすごくキレの良い味わいになった。アルコール感が適度に引き締まって、喉を通るときに心地よい清涼感だけがスーッと残るのがたまらない。暑い時期の夜に、この冷えた一杯を飲むだけで一日の疲れが綺麗に洗い流されるような感覚を味わえた。
冷やした状態から少しずつ温度を上げて「涼冷え」や「冷や(常温)」に近づけていったら、味わいが劇的に変わって感動した。冷えているときには隠れていたお米のふくよかな甘みとコクが、温度が上がるにつれてじわっと顔を出してきて、口いっぱいに豊かな旨味が広がるんだよね。一つのボトルでこれほど表情の違う変化を楽しめるのは、造り手の腕が本当に良い証拠だと感じた。
今夜はこのお酒に合わせるために、新鮮なカンパチのお刺身と、鶏の塩焼きを用意してみた。短稈渡船のしっかりとした旨味とキレのある酸味が、お肉の脂や魚の旨味を綺麗に受け止めて口の中をさっぱりさせてくれるから、お酒も料理も両方どんどん進んでしまった。濃い味の煮物よりも、素材の味を引き立てる塩気のあるおかずと合わせるのが一番ぴったりだと思った。
特約店でそれなりの値段がするお酒だから毎日の晩酌にはもったいないけれど、仕事で大きなプロジェクトを乗り越えた日や週末の自分へのご褒美として開けるには最高の選択肢だ。アルコール度数も15度あって飲みごたえがしっかりしているから、少量でも満足感がすごく高いんだよね。安いお酒をたくさん飲むより、こういう確かな一本をゆっくり味わうほうが満足できると実感した。
今時の若者向けなのか、香りは華やかでフルーティーなんだけど、個人的にはもっと昔ながらのどっしりとした骨太なコクや、グッとくるような力強いアルコール感が欲しいと思ってしまった。短稈渡船という珍しい米を使っている割には、すっきりしすぎていて全体的に少し上品すぎるというか、自分にとっては物足りなさを感じる部分もあったな。もっとガツンとくる酒が好みの人には合わないかもしれない。
加茂錦の酒造りのレベルの高さは知っていたけれど、この短稈渡船を用いた一本は、原料米の個性をここまで見事に引き出せるものかと感心させられた。華やかな香り、豊かな旨味、そして見事なキレの良さが寸分の狂いもなく調和していて、造り手の並々ならぬ情熱がひしひしと伝わってくる仕上がりだ。日本酒の多様性と面白さを改めて実感させてくれた、記憶に残る素晴らしいお酒だった。
最初飲んだときはスッキリしすぎていて拍子抜けしたんだけど、グラスに注いで少し時間が経ってきたら、だんだんお米のふくよかな甘みが顔を出してきて、すっごく美味しくなったんだよね。冷やして飲むのもキリッとしていごったけど、常温に近づいたときのほうが深みが増して、じわっと心にしみるような味わいになるもんだから感動したわ。やっぱりお酒って温度でこんなに変わるんだなって改めて思ったの。
ネットの評価を見て期待値が高めになっていたけれど、実際に飲んでみたらそのハードルをしっかりと超えてくる美味さだった。開栓直後の微炭酸のようなフレッシュな舌触りが心地よく、そこから広がる複雑味のある味わいがなんともクセになる。人気があってなかなか手に入りにくいのが玉に瑕だけど、酒屋で見かけたらまた絶対にリピートしたいと思えるクオリティだった。
加茂錦 荷札酒 短稈渡船
・分類:純米大吟醸酒 生酒 原酒
・画像
(参照:加茂錦酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:加茂錦酒造株式会社)
稀少米「短稈渡船」は山内孝明氏(銘酒「渡船」醸造元)の尽力で、わずか14グラムの種籾から復活することとなり、今では全国の銘醸蔵が醸すまでとなりました。
魅惑の野性味をしぼりたての鮮度味と共にお楽しみいただければ幸いです。
必ず低温の冷蔵庫に保管し、お早めにお召し上がりください。加茂錦酒造株式会社※ロットにより、味わいや火入れの有無が切り替わる商品です。
| スペック表 |
| 地区 | 中越 |
| 販売時期 | 不定期 |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 短稈渡船 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:加茂錦酒造株式会社
- 代表銘柄:加茂錦(かもにしき)
- 住所:新潟県加茂市仲町3-3
- 創業:西暦1893年
- 蔵元からのPR:多様化した食生活の中で、どのようなお酒がおいしく飲めるのか、私たちは日々研鑽を重ねています。
加茂錦は小さな酒造所なので、生産量や酒造りの体制にも限界があります。
けれども、自分たちが美味しいと思わないお酒をつくろうとは思いません。
あたりまえで基本的なことを守りつつ、これからも加茂錦はいろいろな角度から酒造りに取り組んでまいります。
蔵元おすすめ商品
加茂錦 荷札酒 純米大吟醸生詰原酒
新潟を代表する酒造好適米「五百万石」の堅実でカチッとしたイメージに、チャーミングさを纏わせるよう努めました。
発酵ガスの蒸散、温度による味わいの変化をお楽しみいただければ幸いです。
10~15℃が最もおすすめです。冷蔵庫から出してグラスに注ぎ、ゆっくりとお飲みいただきますと味わいが変化しながら、ちょうど適温となります。

加茂錦 米袋 大吟醸
精米歩合50%以下の「山田錦」使用。
大吟醸酒の華やかな香りと微濾過ならではの芳醇な味わい。
紫外線をカットする米袋入りのこだわり大吟醸。
加茂錦 BRILLIANCE 吉川山田錦
酒造好適米の最高峰「山田錦」。中でも兵庫県特A地区「社・東条・吉川」産は最高品質・別格とされ、触れる感覚の違いに驚く程でした。お米の素晴らしさを表現出来る様に日々醸造と向き合っています。
必ず低温の冷蔵庫(-5℃〜5℃)に保管し、開栓後はお早めにお召し上がりください。おすすめ飲酒温度は10~15℃。
加茂錦 荷札酒 短稈渡船の飲み方まとめ
『加茂錦 荷札酒 短稈渡船』は、やや甘口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |


