
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.5 out of 5 )
氷温で3年も寝かせた純米大吟醸ということで、ドロッとした重さを想像していたが、良い意味で裏切られた。口当たりは驚くほど滑らかでシルクのよう。五百万石らしいスッキリとしたキレが健在のまま、熟成によって角が丸くなったような深い旨味が広がる。アルコール度数が17度と高めなので、喉を通るときにじんわりとした熱量を感じて、非常に飲み応えがあると思った。
開けた瞬間は、熟成酒によくある独特なクセが全くなくて、お米の優しい甘みと、少し落ち着いたバナナのようなフルーティーな香りがふんわりと鼻をくすぐった。3年間も氷温でじっくり育てられると、こんなにも上品で落ち着いた香りに育つものなのかと感動した。ただ華やかなだけのお酒とは一線を画す、奥ゆかしい香りで癒やされた。
10℃くらいの花冷えの状態で、お気に入りの薄口のグラスで飲んでみた。冷やすことで、大吟醸らしい綺麗な酸味と引き締まった輪郭がはっきりと前に出てくる。それでいて、喉の奥を通り過ぎるときに、3年熟成ならではのお米の濃密なコクがフワッと追いかけてくるのが分かった。冷たさと熟成の深みが同時に押し寄せてきて、贅沢な心地よさを感じた。
このお酒は、冷酒から少し置いて20℃くらいの「冷や」や、手のひらで徳利を温めるくらいの「日向燗(30℃)」にした時が一番面白いと思った。温度が上がると、冷酒の時には隠れていた穀物としての力強い旨味が一気に花開く。冷たい時のシャープな印象から、ぬくもりを感じる優しい味わいへの変化が実に見事で、一本で二度も三度も美味しい酒だと感じた。
今日の晩ご飯は、奮発して買ってきたブリの照り焼きと、大根の煮物にしてみた。この「初花」を少し常温に戻して一緒にいただくと、お酒の17度というしっかりしたボディが、ブリの脂や甘辛いタレの味に全く負けずにがっちり受け止めてくれた。お互いの旨味が口の中で溶け合うようで、いつもよりご飯の時間がゆっくり、とても幸せに感じられた。
純米大吟醸で、しかも手間暇かかる「氷温参年熟成」なのに、通年でこの価格帯で手に入るのは正直驚きしかない。毎日の晩酌で何も考えずに飲むには贅沢すぎるけれど、一ヶ月の予算の中で「今月のご褒美」として買うには最高の選択肢だと思う。このクオリティを維持して販売し続けてくれる金升酒造さんには、本当に感謝の言葉しかない。
新潟の五百万石を使った酒ということで「すっきり淡麗」を予想していたが、3年の氷温熟成が加わることで、ここまでディープな味わいになるとは。淡麗の綺麗さを保ったまま、旨味の濃度だけを極限まで高めたような素晴らしいバランス。パッケージやボトルの雰囲気も格式が高く、お世話になった日本酒好きの先輩への贈り物としても大変喜ばれた。
父の日に実家に持って行って一緒に飲んだんだけど、これがめちゃくちゃ盛り上がった!「3年熟成の大吟醸だよ」って言っただけで親父の目が輝いて、一口飲んで「これは本物だ」ってしみじみ喜んでくれた。日本酒特有のツンとした嫌な辛さがなくて、すごくリッチな味がする。普段は無口な親父と、お酒のおかげで昔の話がたくさんできて嬉しかった。
純米大吟醸のすっきりしたやつを想像して飲むと、ちょっと面食らうかもしれない。17度あるからか、口に含んだときのボリューム感がすごくて、俺みたいなスイスイ飲める軽い酒が好きな人間には、少々パンチが強すぎるというか、重たく感じてしまったな。ただ、ちびちび時間をかけて飲む分には、酒の旨味がしっかり味わえて悪くないと思った。
「初花」という愛らしい名前と、3年熟成という重みが同居した素晴らしいお酒。甘み、酸味、そして奥にあるほのかな苦味が、長い時間をかけて一つに溶け合っているような、丸みのあるお味だった。若い頃のようにたくさん飲むことはもうできないが、こういう上質なお酒をほんの少しだけ、妻と語らいながらいただく時間が、今の私にとって一番の贅沢だと感じた。
氷温参年熟成 純米大吟醸初花
・分類 純米大吟醸酒
・画像
(参照:金升酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:金升酒造株式会社)
極寒に仕込まれた極上の純米大吟醸
じっくりと時間をかけた味わいの逸品。年末年始や特別な機会、大切な方へのご贈答用などにお勧めです。杜氏より
金升酒造株式会社
令和元年度に醸造した五百万石50%精米の純米大吟醸を、3年間0℃の冷蔵庫で貯蔵しました。なめらかな甘み、おだやかな吟醸香、スベリの良い喉越しを楽しめる。価値ある一本です。ご堪能ください。
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 五百万石 |
| アルコール度 | 17度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:金升酒造株式会社
- 代表銘柄:金升(かねます)
- 住所:新潟県新発田市豊町1-9-30
- 創業:西暦1822年
- 蔵元からのPR:当蔵では、地産製造の一貫した酒づくりに注力しています。
安心安全で高品質な地元産酒米の安定確保を目指し、地元農家と共同で農業法人かなうカンパニーを設立、国内農業の抱える高齢化・後継者不足等の問題から、効率性で淘汰されやすい中山間地の農地を耕作し、自社栽培米を生産しています。 当蔵の田んぼは、飯豊山系の清冽な伏流水に恵まれた豊かな土地にあります。
令和元年(2019年)度には新たな事業連携体制下に移行し、土地の恵みである地酒のよさを海外や県外のお客様に味わっていただく機会が増えました。
金升の酒づくりを次世代へ受け継ぐことを意識し、築100年近い蔵の改修をはじめ、ホームページのリニューアル等を行なってまいりましたが、お陰様で令和4年(2022年)に創業200年を迎えることができました。
時間の蓄積を礎に、この先も地道に酒づくりに精進してまいります。
蔵元おすすめ商品
越後関川さといも焼酎
第48回全国推奨観光土産品審査会において見事合格し“推奨品”として推薦を受けました。
北越後、関川村で栽培された里芋を原料に試行錯誤の後、完成いたしました。全国でもあまり類のない里芋焼酎は「くせがなく、上品な味」と好評を頂きました。
軽く、飲みやすく、フルーティーな香りで女性にも楽しんで頂けます。ロックよし、水割りでよし、お好みの飲み方でどうぞ。
氷温熟成 純米吟醸 鷹乃学習 タカスナワチワザヲナラウ
二十四節気「小暑」の末候、現代の7月下旬が「鷹乃学習」です。1年間0℃で貯蔵し、角の取れたなめらかさのある純米吟醸です。原料米は自社栽培の越淡麗55%精米です。原酒は17%ですが、15%に調整してビン詰しています。味わいは軽く、よく冷やしても薄くならないうま味となめらかさがあり、後口を締める酸が適度にある「夏酒」です。よく冷やして、あるいは氷を浮かべてロックもおすすめです。
金升 樽酒
金升酒造を代表する、日々飲み飽きせず楽しめる定番酒の「碧ラベル」を一定期間酒樽(杉樽)に詰めました。
木の香りが清々しい「樽酒」、杉の爽やかな香りをお楽しみください。
氷温参年熟成 純米大吟醸初花の飲み方まとめ
『氷温参年熟成 純米大吟醸初花』は、やや甘口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | ◎ |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |




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