
口コミ・レビュー
32 レビュー ( 4.5 out of 5 )
一口すするだけで、余計な甘みが一切排除されている引き締まった輪郭を感じた。口に含んだ瞬間はわずかにサラリとした米のニュアンスがあるが、そこから喉に落ちるまでのスピード感が信じられないくらい速い。まるで喉に一筋の風が通り抜けたような後味で、この潔い辛さは辛口党にはたまらない仕上がりだと思う。
華やかすぎる酵母の香りじゃなくて、どこかホッとするような、刈り取る前の稲穂やかすかなおひさまの香りが鼻をくすぐった。グラスを回すと、さらに奥からほんのりと、和紙のような落ち着いたニュアンスが顔を出す。食事の邪魔をしないどころか、引き立て役に徹してくれる控えめな香りで、とても好感が持てた。
キンキンに冷やした状態でショットグラスに注いで一気に煽ってみた。喉を通り抜ける時の氷水みたいなひんやり感と、その後にやってくる米のほのかな風味が絶妙にマッチしていた。冷たいままだと苦味や雑味が一切表に出てこなくて、まるで新雪をそのまま口に含んでいるかのようにスルスルと飲めてしまい、あっという間に半分空いてしまった。
「麒麟山なら間違いない」と思って義父への贈り物と同時に、自宅用に1本お取り寄せした。過度なアピールをしない、非常に落ち着いたラベルデザインが好印象。実際に飲んでみると、期待通りの一本芯が通った淡麗辛口で、喉越しが本当にスマート。これなら目上の方や、舌の肥えた年配の日本酒好きに贈っても絶対に外さないと確信できた。
毎日仕事帰りにスーパーに寄って、ちょっとした惣菜を買って帰るのが日課。ユキノシタは、どんな安惣菜(コロッケでも餃子でも)と合わせてもケンカせず、全体を綺麗にまとめてくれる。このクラスの洗練された味がこのお値段でいつでも手に入るなら、もう高い大吟醸をわざわざ買う必要を感じない。家飲みの強い味方になってくれた。
山で採ってきたタラの芽をごま油でサッと揚げて塩を振ったやつ、これに合わせて飲んでみだ。塩気と苦味のある天ぷらに、ユキノシタのすっきりした味がえらい合うなぁ。お酒のキレが良いもんだから、油っぽさが綺麗に消えて、なんぼでも食えるし飲める。地元の川で釣ったアユの塩焼きなんかにも、これ最高に合うべなぁと思った。
冷酒から少し放置して、室温(20度くらい)に戻る過程をゆっくり観察しながら飲んだ。温度が上がるにつれて、冷酒の時には見えなかった「たかね錦」ならではの、ふっくらとした米のコクがじんわりと湧き出してきた。ぬる燗にするとトゲが完全に消え去り、まろやかな旨味が口いっぱいに優しく広がって、温度一つでここまで表情が変わるのかと感動した。
「ユキノシタ」の名前通り、口に含んだ瞬間は雪解け水みたいに滑らかで、すーっと入っていく。ただ軽いだけの酒とは違って、中盤から「たかね錦」らしい米の芯のある旨味がじわっと膨らむんだよね。最後は麒麟山らしく、カミソリで切ったみたいにスパッと喉の奥に消えていく。この引き際の潔さは、毎晩飲んでも全く飽きがこない。
パッケージの「ユキノシタ」っていう可愛い名前に惹かれて買ってみた。でも、思ったより全然辛口で、最初の一口で喉がカッと熱くなる感じがして、ちょっとびっくりした。フルーティーな甘みを期待して飲むと、硬くてツンとした印象を受けちゃうかも。お父さんは「これぞ男の酒だ!」ってすごく喜んで飲んでいたので、好みの違いだと思う。
阿賀町津川の厳しい冬が育てた、まさに伝統的な「下越の酒」の神髄を見た気がする。派手な香りや甘みでごまかさず、磨き抜かれた原料米「たかね錦」の良さをまっすぐに表現している。冷やせばキリリと冴え渡り、少し温めれば豪雪地帯のストーブの温もりのような温かさを感じる。麒麟山らしい一本筋の通った辛口で、実に見事な造りだ。
麒麟山 ユキノシタ
・分類:純米吟醸酒
・画像
(参照:麒麟山酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:麒麟山酒造株式会社)
奥阿賀の長い冬と、雪の下に潜む春の芽。大地の静かな力が込められた、ほどよい旨味と上品な香りのお酒です。
麒麟山酒造株式会社
45℃の燗でどうぞ。
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | たかね錦 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:麒麟山酒造株式会社
- 代表銘柄:麒麟山(きりんざん)
- 住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
- 創業:西暦1843年
- 蔵元からのPR:麒麟山酒造は、新潟清酒の中でも淡麗辛口のお酒を醸す蔵元です。こよなくお酒を愛し、寝るまで盃を傾けていた五代目当主の齋藤徳男は、飲み飽きしないすっきりとした飲み口を何よりも好み、「酒とは辛いもの」という信念のもと酒造りを行っていました。麒麟山酒造は今日でも、その信念を貫き続け、地元新潟の人々が日常生活の一部として楽しめる淡麗辛口を、丹精こめて造り続けています。麒麟山酒造は奥阿賀産100%のお米づくりや、山を守る植林活動など、辛口な味わいと地域に根ざした酒造りにこだわっています。
日頃「麒麟山」を飲んでくださる人々のお陰で酒造りの理想を追い続けることができて、感謝の念に堪えません。
今後も奥阿賀の豊かな自然と伝統辛口の味わいを守っていく所存です。
蔵元おすすめ商品
麒麟山 超辛口
すっきりとした抜群のキレで、飲み飽きしない口当たりは、
新潟名物の鶏の半身揚げや焼き肉とも好相性。
約10℃に冷やして、または約55℃の熱燗でどうぞ。
ぽたりぽたりきりんざん 五百万石
奥阿賀の自然の恵みである新米「五百万石」で仕込みました。
しぼりたての鮮烈さ、純米酒のふくよかさ、
原酒の力強さをあわせ持つフレッシュな新酒です。
麒麟山 伝統辛口原酒
代表銘柄の「伝統辛口」を21%の原酒で味わえる力強い一本。濃厚な味わいと爽快な飲み口が人気の限定蔵出し銘柄。(愛称「伝辛原酒」)新潟・奥阿賀産米100%使用。
飲み方はストレートやロックがおすすめです。
麒麟山 ユキノシタの飲み方まとめ
『麒麟山 ユキノシタ』は、やや辛口のお酒です。
幅広い温度帯でお楽しみいただけます。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | ◎ |
| 人肌燗 | 35℃ | ◎ |
| ぬる燗 | 40℃ | ◎ |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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