
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.6 out of 5 )
秋口に限定で出るこの「伝園」を、今年の十月に手に入れてさっそく晩酌で開けてみたんだ。口当たりが驚くほど優しくて、舌の上をすべるように滑らかに入ってきたのには参ったね。出羽の里を使っているからなのか、雑味がなくてすっと消えていくような綺麗なキレがあった。ただ優しいだけじゃなくて、お米のしっかりした旨みがちゃんと底にあるから、飲んでいてすごく安心できる味わいだった。
グラスに注いだときにふわっと漂ってきた香りが、なんだか実りの秋の田園風景を思わせるような、温かみのある落ち着いた香りだったんだ。いわゆる派手な吟醸香とは違って、お米本来の素朴で豊かな香りが心地よく鼻をくすぐる。アルコール度数も十四度半と少し控えめだからか、ツンとくる感じが一切なくて、香りを楽しみながらゆっくりと杯を重ねることができる素晴らしいお酒だなと感じたよ。
冷蔵庫でしっかり冷やした状態で、お気に入りの薄手のグラスに注いでキュッとやってみたんだよね。冷やすことで味わいの輪郭がキリッと引き締まって、爽快感のある喉越しがたまらなく気持ちよかった。重たさが全くなくて、水のようにすーっと体に染み込んでいくようなピュアさがあるから、秋の初めの少し肌寒い夜風を感じながら飲む冷酒としては最高のチョイスだったなと思った。
最初は冷やでスッキリといただいたんだけど、夕方になって冷え込んできたから、徳利に移してぬるめのお燗にしてみたんだ。そしたら冷やのときとはガラリと表情が変わって、お米のふくよかな甘みとコクがふんわりと膨らんできたのには驚かされた。角が綺麗にとれてとろりとした口当たりになり、体の中からじんわりと温まっていくこの温度変化がすごく心地よかったから、これからはお燗でも楽しもうと思う。
今夜の夕飯には、買ってきたばかりの秋刀魚の塩焼きと、キノコの和え物を合わせてこのお酒を飲んでみた。脂の乗った秋刀魚の旨みを、このお酒のすっきりとしたキレが綺麗に洗い流してくれて、次のひと口がめちゃくちゃ美味しく進んだんだよね。濃い味付けの料理よりも、素材の味をそのまま活かすような秋の味覚と一緒に味わうのが、お互いの良さを一番引き立て合ってくれるなと実感したよ。
十月頃に限定で手に入るお酒ということで、少し奮発してみたけれど、値段以上のしっかりとした満足感があって買って大正解だったなと感じている。下手に高い特定名称酒を買うよりも、この蔵の丁寧な仕事ぶりが伝わってくるから、毎日の晩酌のランクがひとつ上がったような贅沢な気分になれるんだよね。アルコール度数も優しくて飲みやすいから、ついつい杯が進みすぎてしまうのだけがちょっと困りものだな。
ネットの評判を見て気になっていたので、十月の発売に合わせて思い切って取り寄せてみた。届いてすぐに飲んでみたところ、評判通りに雑味がなくて透明感のある素晴らしい味わいに感動した。変なアルコール臭さがまったくなくて、出羽の里の良さが最大限に引き出されているのが素人目にもよく分かった。限定酒らしい特別感もあり、お酒好きの友人へのちょっとした贈り物にも自信を持って使えるなと思った。
今夜の家飲みは越後伝衛門のPassage DEN’EN。十月限定の出羽の里を使ったお酒って聞いただけで、日本酒好きとしてはもうテンションが上がっちゃうよね。薄手の綺麗なグラスに注いで飲んでみたら、上品な香りと軽やかな酸味が口いっぱいに広がってめちゃくちゃ美味しかった。スマホで写真を何枚も撮りながらチビチビやってたんだけど、あまりの美味しさに気づいたらボトルが空になっていて我ながら驚いたよ。
普段はどっしりとした重厚な純米酒や、アルコール感がしっかり主張する辛口ばかり好んで飲んでいるせいか、この「伝園」は自分にとっては少し綺麗にまとまりすぎていて、なんだか物足りなさを感じてしまった。雑味がなくてすっきり飲みやすいのは認めるけれど、もう少し酒自体の力強さやパンチが欲しいなと思ってしまったんだよね。ただ、ライトな口当たりや上品さを最優先する人にとっては、すごく洗練された良いお酒なのだろうと思う。
数々の銘柄を飲み歩いてきたけれど、このパスージ テンエンは、造り手の真面目で誠実な仕事ぶりがグラスの向こう側からありありと伝わってくるような素晴らしいお酒だった。派手な主張はないんだけれど、一口飲んだときの心地よさと、すっと消えていく上品な余韻のバランスが本当に絶妙なんだよね。十月という季節の移り変わりにそっと寄り添ってくれるような、心の底から大切にしたい温かいお酒に出会えたなとしみじみと感じている。
Passage DEN’EN
・分類:普通酒
・画像
(参照:株式会社長谷川屋)
商品説明・特徴など
(参照:株式会社越後伝衛門)
【ざっくり知りたい人】
桃! ライチ! green!
果樹園か森林か…
そんな酔い心地を目指しました!
ステーキと合わせると飛びます✌︎(‘ω’✌︎ )【じっくり知りたい人】
Stay Goldからスタートした新製法を踏襲しつつ、今回は出雲の酵母を単独使用しています。
この島根酵母は優秀で、今回のパサージュはすべてこの酵母がベースになり、すでにスタートしているR7BYの一本目も島根酵母主体です。
県外ではおろか島根県内でもそんな使われていないような気がします。
超低温でも元気で、米の磨きに応じて香りの強弱がつけられる、まさに求めていたものでした。
使うきっかけは僕の勘違いからでしたが、これは後日大いに語るとして、カプでもイソでもないユニークなポジションに立てる予感がしています。(クラフト)ビール業界ではチオールチオール云うのですが、清酒業界はなかなか難しいのか、あまり市民権を得られないのが現状です。
4MMPもどうやらあやしいぞ、となっている昨今では、とりあえず声をあげていかないと誰も研究しなくなるのであえてチオールチオール言うてます。説明の時にも「ライチとかマスカット」と先に聴覚情報を飲み手様に与えることでクロスモーダルっぽくチオールを感じていただけるのですが、最近はそれでもいいような気がしています。
「香りのアンカリング」みたいなものをすることで、飲み手が共感・交感することに意味があると最近は思っていて、それが開かれた飲み方ではないか、と考えています。超脱線しました。
お米は「出羽の里」です。
出羽燦々と吟吹雪を親に持つ山形の酒米です。
出羽燦々が硬いから吟吹雪の柔らかさを当ててみようとしたのか、燦々と煌めく太陽に吹雪の景色を対置させたのか、理由は分かりませんが、吟吹雪が入っている時点でもう使うしかないと思いました。
吟吹雪っぽく複雑味が出て、四方から恐るべき子供たちに雪の玉(石入り)を投げつけられた様なちょっとした重みを感じます。
そのあとは上述の桃園のような柔らかい香りが漂うので、飲んでいて場面の転換が最も想起されるお酒だと思います。
例えるなら、ホワイトアウトした中を歩いた先、視界が開けたらそこは桃源郷だった、みたいな味わいが共有できたら嬉しいです。パサージュシリーズは、一回限り
もう2度と同じものはつくりません(造れません)
これまでのローハイフーやThis Is Meなども、すべて2度と現れません。
この一回性を大切に。どうぞお試しくださいませ!
株式会社越後伝衛門
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 10月頃 |
| 精米歩合 | |
| 原料米 | 出羽の里 |
| アルコール度 | 14.5度 |
| 日本酒度 | |
| 酸度 |
蔵元情報

- 蔵元名:株式会社越後伝衛門
- 代表銘柄:タマキハル
- 住所:新潟県新潟市北区内島見101-1
- 創業:西暦1953年
- 蔵元からのPR:効率的、科学的な酒づくりが主流な昨今において、懐古的な見地は蔑ろにされる傾向にあります。
しかし、必ずしもそれが正しいと言い切れるものではありません。
現代の酒造技術やその心構えは、先人たちの試行錯誤の上に成り立っていると考えるからです。
越後伝衛門は今一度、基本に立ち戻り、
“土壌あってのものつくり”を忘れることなく、上質な日本酒を提供します。
蔵元おすすめ商品
Passage 三日月は青山に
青山は「せいざん」と読みます!
「あおやま」でもいいです!笑
りんごの蜜🍎部分の味わい!
そして森林を思わせるグリーン感🌳🍀
BPM遅めの音楽を聴きながら、夜に溶けながら飲んでください🌉
VESICA PISCIS 東洋坂 -トヨサカ-
降りしきる猛吹雪の上り坂を登るイメージは、酒米「吟吹雪」とかけており、また今後険しい道を登っていく辛さ、困難さを自身の心象風景として描いてもらいました。
最初は女性の顔が見えていたのですが、あえて雪で覆うように指定し、即物的(具像的)なものではなく抽象化されていく様を表現し、官能(評価)の世界へいざなう暗示として描いています。
VESICA PISCIS タマキハル -環割-
爽やか綺麗なタイプであり、始まりの酒。
「ベーシック」「王道感」を醸し出している。
このタマキハルは僕の始まりのお酒でもあります。初仕込みのモチベーションを忘れずに、越淡麗の酒で一番手になるようなお酒を目指します。
Passage DEN’ENの飲み方まとめ
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| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | |
| 花冷え | 10℃ | |
| 涼冷え | 15℃ | |
| 冷や | 20℃ | |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |



