
口コミ・レビュー
11 レビュー ( 4.5 out of 5 )
新潟の酒はすっきり軽いイメージがあったが、この願人を呑んで印象がガラリと変わった。口に入れた瞬間にどっしりとした米の旨みと山廃らしい強い酸味が広がり、18度ある原酒ならではの力強いガツンとした呑み応えを感じた。かといって重苦しくはなく、後味は引き締まった酸でスッと切れていく。仕事終わりに体を休めながらゆっくり味わうのに最高の味わいだった。
グラスに注ぐと、大吟醸のような華やかなフルーティーさとは違う、ナッツや熟成した米を思わせる深みのある芳醇な香りが立ち上ってきた。山廃仕込み特有の複雑な風味が鼻を抜け、一口飲むと酸度1.9という数値通りの骨太な酸が全体を支えているのがわかる。ただクセが強いだけでなく、越淡麗の綺麗さも残っていて非常に面白い酒だと感心した。
冷蔵庫でしっかり冷やしてからグラスに注いで呑んでみた。冷やしたことで18度の高めなアルコール感が程よく抑えられ、キリッとした酸味と原酒の濃密な甘みがぎゅっと凝縮されたような旨みを感じた。冷酒にすることで山廃のクセが心地よいアクセントになり、一口ごとの満足感がすごかった。暑い日の夜に氷をひとつ浮かべて呑むのも試したが、味が崩れず美味しかった。
冷やで呑んだ後、ぬる燗(40℃くらい)に温めて試してみた。温度が上がると冷やの時には隠れていた米のコクと優しい甘みが一気に開いて、角が取れて実にまろやかな口当たりに変化した。酸味も刺さらなくなり、体にじんわりと染みわたる旨さに感動した。冷酒から人肌燗まで、温度を変えるだけでここまで違う表情を見せてくれるお酒はなかなか無いと思う。
自分で仕留めたアジのなめろうや、濃いめに味付けしたサバの味噌煮と一緒に呑んでみた。酒自体に山廃の強い酸味と旨みがあるから、脂の乗った魚や濃い和食の味に全く負けない。魚の生臭さを酒の酸が綺麗に消してくれて、つまみも酒も交互にどんどん進んでしまった。さっぱりした刺身より、少し脂や味噌の効いた料理と合わせるのが個人的に最高だった。
純米吟醸でしかも山廃の原酒という贅沢なスペックなのに、日常の晩酌に取り入れやすい価格設定なのがありがたい。アルコール度数が18度と高めなので、少しずつゆっくり味わえて一晩で呑み過ぎないのも地味に助かっている。ちびちび呑んでも満足感が非常に高いので、週末のごほうび酒としても普段使いとしても文句なしのコスパだと感じた。
塩川酒造さんの酒は以前から気になっていて通販で購入。山廃好きとしては外せない一本だったが、期待を裏切らない濃密な味わいだった。原酒ならではの重厚感と越淡麗由来の切れ味が絶妙に調和している。配送の梱包も丁寧で、ラベルのデザインも力強くて格好いい。山廃や原酒の濃い味が好きな酒呑み仲間にも自信を持って勧められる逸品だと思う。
パッケージの「願人」という文字に惹かれてジャケ買いしてみた!開けてみると、思っていた以上に力強くて芳醇な味わいにびっくり。度数が18度あるからロックにして呑んでみたけれど、旨みが薄まることなく最後までしっかり美味しく呑めた。ちょっと肌寒い夜にお燗にして呑むとほっこり癒されるし、デザインも味も個性的でかなり気に入った。
普段はフルーティーでフルーティな低アルコールの日本酒をよく呑んでいるので、この願人は私には少しハードルが高かったかも。一口呑むと18度のアルコール感と山廃ならではの独特な酸味がガツンと来て、最初は強いなと感じた。でも、お湯で少し割ってみたり、お肉料理と一緒にちびちび呑むとコクが出て美味しく呑めた。飲み応えのある強い酒が好きな人にはハマる味だと思う。
新潟酒といえば淡麗辛口という昔ながらの固定観念を良い意味で壊してくれた素晴らしい一升だった。山廃ならではの深い酸味と原酒の力強い骨組みが見事に噛み合っており、蔵人の丁寧な仕込みが目に浮かぶような深みがある。冷やせば鋭いキレを楽しみ、温めれば米の温もりに包まれる。酒本来の力強さをじっくりと噛みしめられる、実にいい酒に出会えたと思う。
願人 山廃純米吟醸原酒
・分類:山廃 純米吟醸酒 原酒
・画像
(参照:塩川酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:塩川酒造株式会社)
江戸時代、新潟市周辺は幾多の水害・干ばつに悩まされていました。
引用もと
願人は数々の苦難を乗り越え地域の発展に貢献し、新川開削により周辺住民の夢を叶えた人達のことです。
内野町では親しみを込めてガンジン(ガンニン)さんとも呼ばれており、今でもその栄誉を称え記念碑が残されています。
願人は願い、行動することで思いが成し遂げられることを教えてくれています。このお酒が皆様に愛されますように、願いを込めてお届けします。
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 60% |
| 原料米 | 越淡麗 |
| アルコール度 | 18度 |
| 日本酒度 | +3.5 |
| 酸度 | 1.9 |
蔵元情報

- 蔵元名:塩川酒造株式会社
- 代表銘柄:越の関(こしのせき)
- 住所:新潟県新潟市西区内野町662番地
- 創業:西暦1912年
- 蔵元からのPR:仕込蔵は昔ながらの土蔵倉で、四季の温度差も少なく酒造りに適した環境となっております。仕込みタンク25基には自動冷却装置を施し、醪の発酵管理はもとより貯蔵酒も徹底した温度管理をしております。
仕込みタンクは650Lから6500Lまでサイズを使用し、白米150kgから1600kgまでの仕込み規模にて、大吟醸から普通酒まで全ての商品に対してきめ細かな温度管理が出来る体制になっています。
基本となる味わいは数値的には辛口でも日本酒本来の旨さを感じることが出来る、淡麗にして旨口の切れの良い酒質を目差しています。
地酒を世界中の方々に親しんで頂くため、新たな日本酒の開発や海外での現地製造にも積極的に取り組んでいます。
蔵元おすすめ商品
越之後州 雪村友梅
新潟県産の酒造好適米「越淡麗」を100%使用した日本酒。淡麗という名前でありながらも濃厚な味と芳醇な香りが楽しめます。
そんな酒質に仕上がるお米で造られた「雪村友梅」には、香りをより楽しめる熱燗がオススメ!
温めることで香りが広がり味がまろやかになるため、冷酒とはまた違った味わいを楽しめます。
COWBOY YAMAHAI カウボーイヤマハイ
なぜカウボーイヤマハイはお肉に合うのでしょうか? その一つ目が、これまでの日本酒には珍しいたっぷりと存在感のある「酸味」。
山廃仕込みからくるしっかりとした酸味と、やや高めのアルコール度が、肉の脂分をきれいに洗い流します。
もうひとつの理由は「旨味」。山廃からくるやわらかいすっきりとした旨みが、ステーキのコクと良いバランスでマッチします。
越 普通酒
最高級酒米『山田錦』使用の日本酒と
新潟清酒に欠かせない酒米『五百万石』使用の日本酒
その2種類の日本酒を1対1の割合いでブレンドして造られています。
願人 山廃純米吟醸原酒の飲み方まとめ
『願人 山廃純米吟醸原酒』は、やや辛口のお酒です。
幅広い温度帯でお楽しみいただけます。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | ◎ |
| 人肌燗 | 35℃ | ◎ |
| ぬる燗 | 40℃ | ◎ |
| 上燗 | 45℃ | ◎ |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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