
口コミ・レビュー
39 レビュー ( 4.6 out of 5 )
純米大吟醸と聞いて、もっとドロッと甘口なのかと思っていたが、予想以上にすっきりした口当たりで驚いた。五百万石らしいスッと通るシャープなキレの中に、純米ならではのふくよかなお米の旨味がちゃんと土台として残っている。酸度1.3のほんのりとした酸味があるおかげで、味がぼやけずに輪郭がカチッと決まっているなと感じた。
最初は冷たい状態でスッキリといただいたが、本を読みながら少し置いておき、20℃くらいの「冷や」にしてみた。温度が上がると、冷酒の時には控えめだった米のどっしりとしたコクと深みが表に出てきて、味がぐっと丸みを帯びるように感じた。このお酒は、冷たさでシャキッと飲むのも良いが、少しぬるくなった頃の柔らかい味わいこそが本領発揮だと思う。
グラスを少し回すと、お米由来のほんのりした甘い香りの中に、少し熟したバナナのような落ち着いたフルーティーさが優しく香ってきた。ツンと鼻を突くようなアルコール臭さが全くなくて、お米の優しい穀物のニュアンスがふわっと混ざり合っている感じ。この穏やかな香りのおかげで、夕食時に飲んでいても料理の匂いの邪魔を全くしなくて良かった。
しっかりと冷蔵庫で「花冷え(10℃くらい)」まで冷やして飲んでみた。口に含んだ瞬間の冷んやりした感触がとても心地よく、そこからお米の綺麗な甘みが優しく広がっていく。15度という少し低めのアルコール度数のせいか、喉を通り過ぎる時の重さが全くなくて、水のように滑らか。仕事帰りの疲れた体に、このスッキリした冷酒がじんわりと染み渡るようだった。
45%磨きの純米大吟醸で、この仕上がりならコストパフォーマンスはかなり高いと言える。普段の安い合成酒を毎日飲むより、このレベルのお酒を週に2〜3回、少しずつ味わう方が心も満たされる気がする。悪酔いもしないし、翌朝に全くお酒が残らないのも本当に助かる。大人のちょっといい普段使いの定番酒として、常に1本ストックしておきたいお酒だと思う。
新潟の有名なお酒を色々飲み比べているが、この「純米大吟醸 白龍」はとにかく全体のバランスが非常に整っていると感じる。五百万石のキレと越淡麗の柔らかさが綺麗に合わさっていて、変にクセを主張してこない。誰にでも好まれる綺麗な味なので、日本酒にそこまで詳しくない人への贈り物にしても絶対に喜ばれると思う。実際に今回は友人の新築祝いで贈ったが、とても感動された。
新潟ん白龍ば飲んでみたばってん、これゃあたいぎゃ美味いお酒たいね。熊本ん酒はどっしりしたとが多かけん、このすっきりして引っかかりのなか喉ごしには、たまがったばい。冷やして飲むと、お米ん旨みが静かに広がって、最後はスッと消えていくけん、なんぼでも飲めてしまう。こら、いっぺんでファンになってしもうた。
今夜はタラのホイル焼きに、ちょっとポン酢をかけたものと合わせてみた。純米大吟醸だからお酒の味が濃いかな、と心配だったけれど、全然そんなことはなかった。お米の自然な甘みと適度な酸味が、ポン酢のさっぱりした味とすごく相性が良くて、お箸が止まらなくなってしまった。唐揚げとかの油っこいおかずより、こういう蒸し物やちょっとつまめる和食が一番合うと思った。
純米大吟醸らしいお米の豊かな甘みと上品な作りなのは認める。しかし、自分が大好きな「喉がジリジリするような男らしい超辛口」を期待して飲むと、少し物足りない。アルコール度数15度の軽さと、酸度が1.3とややあるせいで、優しくてきれいにまとまりすぎている印象を受ける。もっとガツンとお腹にくる、昔ながらの辛い酒が飲みたい気分の時にはちょっと向かない。
白龍酒造の純米大吟醸は、お米の甘み、キレの良さ、そして上品な香りがどれも突出することなく、本当に見事な三位一体となっていると感じる。五百万石と越淡麗という新潟を代表するお米の個性が丁寧に引き出されており、飲み進めても全く飽きがこない。この穏やかで包み込むような味わいは、日々を丁寧に生きる人の夜に寄り添ってくれる、実に素晴らしい傑作だと思う。
純米大吟醸 白龍
・分類:純米大吟醸酒
・画像
(参照:白龍酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:白龍酒造株式会社)
「純米大吟醸 白龍」は、モンドセレクションで21回金賞を受賞している、純米にこだわって醸した大吟醸です。
また、2002年には、モンドセレクションで最高の賞「最高金賞」を受賞しています。
世界に認められた味と品質をぜひご賞味ください。「純米大吟醸 白龍」は、良質米の産地として有名な越後平野を流れる阿賀野川流域で採れた酒米を高精白し、 厳寒の時期に越後杜氏が醸した、香り高く軽快な味わいの純米大吟醸酒です。
白龍酒造株式会社
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 通年販売 |
| 精米歩合 | 45% |
| 原料米 | 五百万石 越淡麗 |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +3 |
| 酸度 | 1.3 |
蔵元情報

- 蔵元名:白龍酒造株式会社
- 代表銘柄:白龍(はくりゅう)
- 住所:新潟県阿賀野市岡山町3-7
- 創業:西暦1839年
- 蔵元からのPR:創業は江戸時代の1839年(天保十年)、越後の酒造業者は地主の開業が多い中、当家は北前船でにぎわう湊町新潟で北海道と交易する回船問屋から分家し、当時の北海道で必要としている新潟からの主要物産である酒を製造する酒造業を開業しました。
船にかかわる家業に携わってきた末裔として、海の神様をあらわす“龍”の文字を入れ、この地での繁栄を祈って「白龍酒造」と名づけました。
以来180余年に渡って日本酒を造り続けています。
毎日越後杜氏を筆頭に、蔵人たちが心を込めて、淡麗辛口の新潟清酒を丹精込めて造っています。
酒造りは、水・米・気候、それに磨かれた技。それが白龍の酒造りです。
人と語る。酒と語る。白龍は香り高い美酒を求めて頑張っています。
蔵元おすすめ商品
特撰大吟醸 笹屋茂左衛門
酒米の最高品種「山田錦」と「越淡麗」を38%に高精白し、米の芯だけを贅沢に使い、低温でゆっくりと醸した酒の、芳醇な香りとあくまでも淡麗なその最上級の匠の味をご賞味いただけます。
白龍 越後育ち 純米大吟醸
新潟県産米を100%使用。越後杜氏が醸した、淡麗辛口の純米大吟醸です。アルコール分15度。淡麗辛口。冷や・常温がお勧め。
新米新酒 吟醸にごり酒
この秋に収穫したばかりの新潟県産の新米を100%使用して、越後杜氏が丹精込めて醸した新米新酒のにごり酒です。
醪(もろみ)の風味が活きた濃厚な味わいと酸味と甘みのバランスが取れた柔らかい口当たりの甘口のにごり酒です。
純米大吟醸 白龍の飲み方まとめ
『純米大吟醸 白龍』は、辛口のお酒です。
冷やして飲むのがおすすめです。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | ◎ |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | |
| 人肌燗 | 35℃ | |
| ぬる燗 | 40℃ | |
| 上燗 | 45℃ | |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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