
口コミ・レビュー
12 レビュー ( 4.4 out of 5 )
夏を越して熟成されたひやおろしということで楽しみにしていたが、期待通り口当たりがものすごく円熟していて角が取れているね。五百万石らしいスッキリとしたキレの良さのベースがあるけれど、日本酒度+2とは思えないほどまろやかなお米の旨味が舌の上に優しく広がる。酸度1.7の酸味が程よく全体を支えていて、非常に品がある味わいだと感じた。
グラスを傾けると、新酒のようなピチピチしたフルーティーさではなく、バナナや熟した梨のような落ち着いた甘い香りがふんわりと鼻をくすぐってきた。その奥にほんのりと、お米を蒸したときのような温かみのある穀物の匂いもあって、すごく心が落ち着くね。秋の夜の少しひんやりした空気にしっくり馴染む、素敵な特徴を持っているお酒だと思う。
冷蔵庫から出して10℃くらいの「花冷え」の状態で飲んでみた。少し冷やすことで、17度という高めのアルコール感がいい意味で引き締まって、すっきりした喉越しが前に出てくるな。冷たくても熟成されたお米のコクがぼやけず、むしろ酸味がキリッと立って輪郭がハッキリする感じがした。仕事終わりに少し冷えた体へジワジワ染みる感覚がたまらなかった。
冷酒から始めて、少しずつぬる燗(40度)や上燗(45度)まで温めて飲んでみた。驚いたことに、温めることでお酒の表情がガラリと変わるんだね。冷たい時には大人しかった純米吟醸の深い旨みと甘みが、温めることで一気にブワッと膨らんで口の中に広がってきた。酸味のカドもすっかり取れて信じられないほどまろやかになり、燗映えする素晴らしい酒だと確信した。
このコクのあるひやおろしには秋の味覚が絶対に合うと思って、脂の乗ったサンマの塩焼きや、キノコをたっぷり入れたすき焼き風の煮物と一緒に食卓に出した。大正解だったわ。お酒のしっかりした旨みと1.7の酸味が、サンマのハラワタの苦味や脂っぽさ、すき焼きの甘辛い濃いタレを綺麗に包み込んで流してくれる。ご飯のおかずがお酒のせいで何倍も美味しく感じられた。
精米歩合55%まで贅沢に磨いた純米吟醸のひやおろしが、普段の晩酌用として買いやすい価格で手に入るのは本当に頭が下がる。アルコールが17度と強めだから、一度にたくさんガブガブ飲むんじゃなくて、お気に入りの猪口で毎晩少しずつゆっくり舐めるように楽しんでいる。一杯の満足感がすごく高いから長持ちするし、秋の夜の贅沢として非常にコスパが良いと思う。
五百万石を55%まで磨いた純米吟醸。ひやおろしとしては非常にバランスの良い円熟期を迎えている印象だ。日本酒度+2、酸度1.7という数値が示す通り、ただ甘いだけの熟成酒ではなく、酸の骨格がしっかりしているため後味のキレはスマートである。冷酒でのクリアな味わいも良いが、35度から45度への加温によってアミノ酸の旨味が劇的に開くため、是非燗酒で試してほしい一本。
酒屋の店頭で「ひやおろし」の文字を見て秋の訪れを感じて購入。部屋のベランダに小さなテーブルを出して、少し肌寒い夜風に吹かれながら常温のやつを飲んだけど、これがめちゃくちゃ旨かった。新酒のときみたいなトゲトゲしさが全くなくて、トロッとした米の優しい味が体に染み渡る感じ。秋の夜長にダラダラ飲むには最高の相棒を見つけたって感じだね。
秋の限定酒ということで興味があって買ってみましたが、私には少し味が濃すぎて重たかったかもしれません。口に含んだ瞬間の旨味はすごいのですが、17度というアルコールの強さと、夏を越した独特のしっかりした米のコクが喉の奥にカッと残る感じがして、一杯でかなり酔いが回ってしまいました。すっきり軽いお酒が好きな人には少し強烈すぎる気がします。
白龍酒造さんが五百万石の良さを引き出し、半年間じっくりと蔵で寝かせた実に見事なひやおろしだな。五百万石が持つ本来のすっきりとしたキレ味を残しながら、ここまで柔らかく深い旨みを引き出すのはさすがの一言。冷酒でよし、温めてさらによしという、懐の深い仕上がりになっておる。日本の美しい秋の食卓に寄り添う、文句なしの傑作だと感心した。
白龍 純米吟醸 ひやおろし
・分類:純米吟醸酒
・画像
(参照:白龍酒造株式会社)
商品説明・特徴など
(参照:白龍酒造株式会社)
『ひやおろし』とは、厳冬の時期に醸して搾った新酒に、春に一度だけ火入れを行ってから蔵で静かに熟成させ、夏の間に蔵でゆっくりと寝かせることでちょうど良く熟成が深まった酒を、秋に蔵出しするお酒です。
一年という時間と手間をかけることで、搾ったばかりの新酒とは全く異なる深みと旨みを持つ酒になります。
『白龍 純米吟醸 ひやおろし』は、おだやかで落ち着いた香りと、熟成から生み出された濃密な旨み、まろやかで深みのある味わいが特長です。
しっかりとした味わいは、戻りカツオやサンマなどの旬の魚や脂分の強い料理とも相性ピッタリです。
秋一番に出荷される旬のお酒を、秋の味覚とともにぜひお楽しみください。『ひやおろし』は、冷酒からぬる燗までさまざまな温度でお楽しみいただけるお酒です。
温度によってお酒の表情が変わりますので、ぜひお好みの味わいを探してみてください。日向燗(ひなたかん) 33℃前後
白龍酒造株式会社
香りが立ち、さらに滑らかさが増してくるように感じます。
人肌燗(ひとはだかん) 37℃前後
風味が増してきて、さらさらしてくるように感じます。
ぬる燗(ぬるかん) 40℃前後
香りは最も豊かになり、味わいにふくらみが出てくるように感じます。
| スペック表 |
| 地区 | 下越 |
| 販売時期 | 秋季 |
| 精米歩合 | 55% |
| 原料米 | 五百万石 |
| アルコール度 | 17度 |
| 日本酒度 | +2 |
| 酸度 | 1.7 |
蔵元情報

- 蔵元名:白龍酒造株式会社
- 代表銘柄:白龍(はくりゅう)
- 住所:新潟県阿賀野市岡山町3-7
- 創業:西暦1839年
- 蔵元からのPR:創業は江戸時代の1839年(天保十年)、越後の酒造業者は地主の開業が多い中、当家は北前船でにぎわう湊町新潟で北海道と交易する回船問屋から分家し、当時の北海道で必要としている新潟からの主要物産である酒を製造する酒造業を開業しました。
船にかかわる家業に携わってきた末裔として、海の神様をあらわす“龍”の文字を入れ、この地での繁栄を祈って「白龍酒造」と名づけました。
以来180余年に渡って日本酒を造り続けています。
毎日越後杜氏を筆頭に、蔵人たちが心を込めて、淡麗辛口の新潟清酒を丹精込めて造っています。
酒造りは、水・米・気候、それに磨かれた技。それが白龍の酒造りです。
人と語る。酒と語る。白龍は香り高い美酒を求めて頑張っています。
蔵元おすすめ商品
レギュラー 白龍
白龍酒造が天保十年、越後平野の穀倉地帯に蔵を開いて以来、良質の米と水の恩恵を受けて醸して来た、やや辛口の味わい深い酒です。
ほどよいお燗で飲んでいただくと美味しい白龍のレギュラー酒です。
純米大吟醸 白龍
「純米大吟醸 白龍」は、良質米の産地として有名な越後平野を流れる阿賀野川流域で採れた酒米を高精白し、 厳寒の時期に越後杜氏が醸した、香り高く軽快な味わいの純米大吟醸酒です。
白龍 ワイン酵母仕込み純米大吟醸
この酒は、酒米に新潟県産の「五百万石」を100%使い、酵母はワインを作る時に使う酵母を使って造ったところ、良い意味で日本酒っぽくない、とろけるような味わいの、甘いお酒ができあがりました。
白ワインのようなすっきりとした甘さが感じられ、その後にバナナのような良い香りがふわっと広がります。
白龍 純米吟醸 ひやおろしの飲み方まとめ
『白龍 純米吟醸 ひやおろし』は、辛口のお酒です。
幅広い温度帯でお楽しみいただけます。
| 呼び方 | 温度 | おすすめ |
|---|---|---|
| 雪冷え | 5℃ | |
| 花冷え | 10℃ | ◎ |
| 涼冷え | 15℃ | ◎ |
| 冷や | 20℃ | ◎ |
| 日向燗 | 30℃ | ◎ |
| 人肌燗 | 35℃ | ◎ |
| ぬる燗 | 40℃ | ◎ |
| 上燗 | 45℃ | ◎ |
| 熱燗 | 50℃ | |
| 飛び切り燗 | 55℃ |
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